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2015年10月31日

ホタルの幼虫は元気かな?ホタルサポーター活動を実施


平成27年10月25日(日)、ホタル学校でホタルサポーター活動
を実施しました。講師はホタル学校名誉校長の古田忠久先生です。
今回は地元の鳥川ホタル保存会のメンバーや市内外でホタル保全に
取り組んでいる方など13名の方が参加してくださいました。


ホタル学校の玄関前に並べられている5つの水槽では今年7月に卵から孵った
ゲンジボタルの幼虫が育てられています。3か月が経って幼虫もだいぶ成長
してきたころ。今回のサポーター活動では幼虫たちがどれくらい育っているかを
確認しながら、汚れてきた水槽の清掃も行います。


まずは水槽から砂利を取り出して、その中に潜んでいる幼虫や
カワニナを選別していきます。


カワニナは食べられて空になったものは取り除いていきます。
割り箸で一匹一匹つかまえて分別していく地道な作業です。


ホタルの幼虫たちはしっかり大きく育っていました!
個体差はありますが10mm~20mmくらいのサイズになっていました。


写真中央の白い幼虫は脱皮したばかりの個体です。ゲンジボタルの幼虫は
成虫になるまでに水中で5~6回の脱皮を繰り返してどんどん体を大きくしていきます。


作業をしていたらホタルマスターファミリー講座に参加していたご家族が
ホタル学校に立ち寄ってくれました。「何してるの?」「ホタルの幼虫を探しているんだよ」
「私もやりた~い!」ということで一緒に手伝ってくれました。ありがとう!


幼虫の仕分けをしている間に水槽をきれいにします。底のほうには
どうしても汚れが溜まってしまうので砂利を洗い、水槽の壁もこびりついた
藻類をきれいにとって、新鮮な水に張り替えます。

準備ができたら再び幼虫とカワニナを戻します。


右が掃除前、左が掃除後の水槽です。ご覧の通りピカピカになりました!
ホタルの幼虫たちもきっと喜んでいるでしょう。


この日は3つの水槽で幼虫の数を調査しましたが、全体で1,000匹以上の幼虫
確認できました。みんなカワニナを食べながら順調に育ってくれているようです。
この水槽で育てたホタルの幼虫たちは来年3月に実施するホタルの幼虫放流式で
鳥川に放流をする予定です。それまでにはさらに大きく育っていることでしょう。

お手伝いくださった皆様、ありがとうございました!


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撮影日  平成27年10月25日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html
  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 14:08鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2015年10月30日

絶景発見!「ぬかたのワイルドな里山探検」を開催


開園から6年目を迎えるわんParkでは、斬新なイベントを企画しました。
園外の里山を探検するというものです。山頂まで行くとこんな絶景が見えるんですよ。

※平成27年10月24日(土)、25日(日)に開催


普段は閉じているこの森に入り、シカやイノシシが住んでいる中を歩きます。
樹木も、立ち枯れたものと元気なものが比較できちゃいます。


普段はなかなか見かけることのないキノコ「クチベニタケ」も魅力のひとつ。
口紅を塗ったように赤い開口部が裂けて、中から胞子が噴き出します。

といっても、雨の日にしずくが当たったときだけ、というからスゴイですね。


季節は紅葉まであと少し。
カキの葉はひと足早く紅葉しており、きれいでした。


そしてワイルドな森を抜け、山頂にある鉄塔が近付くと
急に目の前が開けて・・・


こんなにいい景色が目の前に!
今回は3組の参加にとどまりましたが、
来年はもう少し多くの人と歩きたいです。

(そういえば両日とも「おかざっき子展」が開催されてましたね・・・)


シカの鳴き声が聞こえる野生の森を、ぜひ来年歩きに来てください。


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撮影日  平成27年10月24日(土)・25日(日)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)
投稿者  ナリキヨ


ふたば でっかい原っぱで遊ぼう! ふたば 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)
HP:http://www.morinoeki.jp/wanpark01.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 08:48わんPark(こども自然遊びの森)

2015年10月28日

十三夜の名月の下、ジャズの音色に酔いしれる「十三夜音楽会」


平成27年10月25日(日)、まさに「栗名月」のこの日、
おかざき自然体験の森のくすのき広場で「森の十三夜音楽会」
を開催しました☆木枯らしかと思うような冷たい風が吹くにもかかわらず、
200名を超える方が来園してくださいました。


岡崎華道連盟「司山(しざん)流」の素晴らしい生け花が会場を彩る中、
「森谷ワカ カルテット」の熱い演奏に、会場全体が一体となっての
ジャズコンサートになりました!

※以下、準備段階から順を追ってご紹介いたします。


音楽会前日、岡崎華道連盟司山流の講師の皆さん6名が
生け花の飾り付けをしてくださいました。

司山流は、地元岡崎にて創設されました。形式や規則にとらわれず、
その時々の生活様式に添ったアレンジ花からオブジェまで、
自由に花の美しさと個性を大切にする流派です。

まず、花材の準備です。余分な葉や枝を取り除き、適当な長さに切りそろえます。
花材の多くは、この森で採れたススキの穂、セイタカアワダチソウの花、
シュロの葉、カラタチ(ミカン科の植物)の枝などです。


4メートル四方もある竹の骨組み(もちろん骨組みの竹はこの森で採れたもの!)
2基に高い脚立に乗って飾り付けを進めます。落ちないように慎重に進めていきます。

夕方5時過ぎまでかかって飾り付けはほぼ完成しました。遅くまで本当にお疲れ様でした!


しかし、夜来の強風でせっかく完成した生け花がかなり傷んでしまいました。

そこで、十三夜音楽会当日の朝から、大急ぎで修復作業に取り掛かります。
お昼過ぎ、素晴らしい壮大な生け花作品が完成しました!
森の材を存分に活かし、カラタチのあしらいは今日の木枯らしを予感させます。


司山流の6名の講師の皆さんです。森の雰囲気にぴったりマッチした
素晴らしい生け花をありがとうございました!夜の音楽会が楽しみです☆


管理棟では、お茶ボランティアに参加してくださる2人の永田さんと職員で
「芋団子」を作ります。原料のサツマイモは「森の芋作りプログラム」
で作って収穫したものです。

芋作りプログラムに参加された方々に感謝申し上げます。
また、2人の永田さん、お手伝い本当にありがとうございます!


午後3時前、200個近い芋団子が完成しました。この芋団子には
森で採れた山栗が、隠し味になっています。

※天然の栗で天津甘栗ほどの小さな栗で、渋皮もあって剥き辛い栗です。


十三夜音楽会が始まる前に管理棟のカウンターで芋団子の振る舞いです。

「お味はいかがですか?」
「素朴な味わいでとっても美味しいです!」


受付で、来園者にもお配りしました。おかわりするちびっ子も何人かいました。


くすのき広場を見下ろす管理棟前に十三夜のお供物をしました。
森で採れた山栗、サツマイモ、柿、椎茸、そして団子をお供えしました。


さぁ準備万端!いよいよ「森の十三夜音楽会」のはじまりです☆

今日の演者は「森谷ワカ カルテット」です。皆さんは、各地の
ジャズフェスティバルや東海地区のライブハウスで活躍されている
4人組のアーティストグループです。ボーカル、キーボードの森谷ワカさん、
ベースの興津さん、ギター、ドラムスの砂掛兄弟!

今日はよろしくお願いします。みんなで盛り上げていきましょう!


オープニング曲は「情熱大陸」です。
聞きなじんだアップテンポな曲と森谷ワカさんのダイナミックな演奏、
歌声、パフォーマンスに思わず引き込まれていきます。


客席からも手拍子がわき起こり、曲のリズムに合わせて体を動かして
ジャズの虜になっていきます!


ジャズの醍醐味を満喫すること数十分、夜の帳が森を包んできました。


ふと山の端を見上げると、美しい十三夜の月が昇っています。
おかざき自然体験の森全体が幻想的な月影のシルエットになりました。


熱気溢れる音楽会もいよいよ佳境を迎えます!


ジョン・デンバーの名曲「カントリーロード」は思わず口ずさんでしまいますね。
(ジブリの名作「耳をすませば」の主題曲としても有名☆)


子どもたちもよく知った曲もあり、手拍子、足拍子、体全体で
ジャズバージョンの聞き覚えのある名曲を堪能します。


森谷ワカさんのダイナミックな歌声に引き込まれて小1時間、
あっという間に最後の曲になってしまいました。


「アンコ~ル!アンコ~ル!」の掛け声で、アンコールの曲は
シャンソンの名曲「オー シャンゼリゼ」です。一世を風靡したダニエル・ビダルの
甘い舌足らずの「オー シャンゼリゼ」を思い起こされる方も多いはず☆


でも今日の「オー シャンゼリゼ」は一味も二味も違いました。
なんと「おかざき自然体験の森」ジャズ特別バージョン☆
「あなたと歩くよ♪ 体験の森♪ オー シャンゼリゼ・・・」


こうしてあっという間に1時間のコンサートは終演のときを迎えました。


木枯らしのような強風があったため、かがり火は安全を期して中止
となりましたが、かがり火の炎にも負けない熱いコンサートとなりました!

熱い熱い歌声、演奏、そしてパフォーマンスと、森ワカ カルテットの皆さん、
素晴らしいひと時を本当にありがとうございました!

十三夜音楽会の雰囲気を盛り上げてくださった岡崎華道連盟司山流の皆様、
前日からの準備、制作など本当にありがとうございました!

寒い中、最後まで観覧くださった来園者の皆さん、誠にありがとうございました!
これからますます深まる秋の森にぜひ足を運んでみてくださいね☆
お待ちしています!


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撮影日  平成27年10月25日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 11:33おかざき自然体験の森

2015年10月26日

テーマ「秋を見つけよう!」宮崎小学校2年生が来園


平成27年10月20日(火)、岡崎市立宮崎小学校(石原町)の
2年生5人が「おかざき自然体験の森」を訪れ、環境学習を行いました。

※上記写真は散策コースの途中にある「四阿(あずまや)」から撮影

5人が体験の森を訪れたのはこれで2回目!
7月には「炭作り」の作業の一部を体験したり、ビオトープの生き物を
観察したりしました。2回目となる今回はお弁当を持参して、秋色に
染まり始めた森で「秋を探そう☆」をテーマに環境教育プログラムを体験します。


体験の森に来たらまずは「自然観察」・・・といっても何をどのように見たらいいか正直
難しいところ。ということで最初にネイチャーゲームの中から
「カモフラージュ」を体験します。


上記写真のように草むらに隠された「人工物」をじっくり探しながら
見つけ出していきます。簡単に見つかるものもあれば難しいものもあり、
5人に加えて担任の先生も一緒にチャレンジします!


色や形が自然物と似ていると紛れてわかりにくいですが、
じっくり、しっかり見ることで少しずつ観察力が養われていきます。

答え合わせの時には「これは簡単だったよ!」
「あ~そんなところにあったのかぁ、気付かなかったよ」
との声が上がりました。

色んな生き物は身を守るために、また、エサを捕るために
体の模様を周りの自然と同化させます。これを「擬態」と言います。

擬態した生き物を探すのは大変ですが、じっくり観察すると
今まで見えなかったものが見えてくるもの!

さぁこの後、いよいよ森に入って自然観察をしていきます。
どんな「秋」の自然と出会えるか楽しみだね☆


次は「フィールドビンゴ」カードを持って散策しながらカードに
書いてある自然を見つけていきます。しばらくは上り坂・・・
ちょっと大変だけど5人は元気よく歩いていました。


キノコ、黄色い花、小さな虫、ドングリ、鳥のさえずりなど、
16項目の自然を見つけてどれだけビンゴしたかを競います!

山頂に近い「四阿(あずまや)」で休憩し、それぞれどんな自然を見つけたか
発表してもらい、楽しみながら自然観察ができました。


さあ、いよいよ午前中の最後の体験です。
「みんなは『自分が生きている』ということをどのように確かめますか?」
と聞くと「胸に手を当てると心臓が動いてるよ~!」という返事が帰ってきました。

では身近な自然である『木』が生きているということを「聴診器」を使って
調べてみましょう!生きている木の中から果たしてどんな音が聞こえるかな?
(体験アクティビティ名:木の鼓動


みんな本物の聴診器を使うのは初めて!慎重に木に当ててじっくり音を
聴いていきます。大きな木、細い木に加え、四阿に使われている柱からも
何か音が聞こえるか調べました。

「ゴーといった音が聴こえた」
「コツコツといった音が鳴っていた」
「柱からは何も聴こえなかった」

など、自然の木からは色んな音が聴こえてきたと教えてくれました。
(風に揺れて幹がきしむ音や枝や葉っぱがすれる音など)

実際に木が水を吸い上げる音は聴くことができないけど、この体験を通して
「自然(木)は生きているんだ」ということを少し実感できた体験でした。


美味しいお弁当を食べたら、午後からは「森の色合わせ」を体験します。
「秋といえばみんなはどんな“色”があると思いますか?」と聞くと
「赤」や「黄色」といった答えが返ってきました。

それでは「森の色合わせシート」を持って森を歩きながら落ち葉を観察して
シートに表示されている色と同じ色の葉っぱを探していきます。


「8種類なんて簡単!」と思いきや、いやいやこれが意外と難しい・・・。
拾っては色を合わせ、ちょっと違うと思ったらまた探す。これを繰り返しながら
管理棟や工作棟周辺を歩き、ようやく完成です☆

5人は日頃から自然に慣れ親しんでいることもあって、みんな上手に
色合わせが出来ていました。すごいっ!


時計は午後2時。そろそろ学校に帰る時間です。
「すごく楽しかった!」、「また色んな色の葉っぱを探してみたい!」と
笑顔で森をあとにしました。(写真は管理棟で帰りの挨拶の様子)


自然は日々刻々と変化をしていき、その時々で表情は変わっていきます。
ちょっと工夫をしながら観察することで自然を見る目が養われ、興味も増します。

これからも身近な自然を楽しみながら観察し、自分や友達を大切にするように
自然を大切にしてほしいと思います。

またぜひ「おかざき自然体験の森」に遊びに来てね☆


◆7月の環境教室の様子はこちら ↓
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e325768.html


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撮影日  平成27年10月20日(火)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  やまのうち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:09おかざき自然体験の森

2015年10月23日

秋の里山を満喫!ホタルの里の山歩きイベントを開催しました


平成27年10月17日(土)、ホタル学校で
ホタルの里の山歩きイベントが開催されました。
地元の「鳥川ホタル保存会」主催によるこのイベントも今年で8回目!

鳥川の山歩きファンは毎年増えており、今年も120名を
超える参加者が集まりました。


前日まで天気が心配されていましたが絶好の秋晴れとなりました。
集合時間が近づくと続々と参加者が集まって来ました。

開会にあたり、鳥川ホタル保存会の松田会長よりご挨拶がありました。
ホタルを育む川の環境が健全であるためには森林も整備されている
必要があります。しかし多くの山では手入れが遅れており、
より多くの方に山の現状を知ってもらうために
こうしたイベントを開催している
というお話がありました。


ケガ予防のため入念にストレッチを行い、全身をほぐします。
指導をしてくださるのは豊富(とよとみ)小学校教諭の「竹内謙作」先生です。

準備運動をしたらいよいよスタートです!


今回は
①名水百選巡りコース(難易度★)
②愛宕山・京ケ峯コース(難易度★★)
③水晶山コース(難易度★★★)
④ホド田山・音羽富士コース(難易度★★★★)


の4コースに分かれて山を歩いていきます。
それぞれのコースにガイドとして保存会のスタッフが付き添います。


こちらは「②愛宕山・京ケ峯コース」。今年は例年とは逆回りのコースになっており、
その名の通り七回曲がり角がある七曲古道を登って尾根まで登りました。

所々に鳥川ホタル保存会やホタル学校のイベントで設置した案内看板が
立っていて、歩く人を元気づけてくれます。


「平成の大崩れ」の展望は圧巻です!この日は少し雲があって
見られませんでしたが、晴れていると遠くに名古屋駅前の
ビル群の姿を見ることができます。


愛宕山山頂にて記念写真!小さいお子さんも一緒でしたが頑張って歩きました!


途中で長旅(渡り)をするチョウとして知られる「アサギマダラ」
観察が出来ました。地元の方が植えたフジバカマの上で
何頭ものチョウが一斉に舞う姿に歓声が上がりました。


さて、こちらはアップダウンが多く距離も長めの「④ホド田山・音羽富士コース」。
ヒノキ林の中を進んでいきます。10月4日に登山道整備をしているので、
とても歩きやすくなっています。


稜線沿いを音羽富士へと目指して進んでいきます。ここは南側の斜面が
植林したばかりなので展望が開けていて、先に進んでいるメンバーの
カラフルな服が見えました。


急な坂を登り切ったら音羽富士山頂に到着です!荷物を下ろしてひと休み。

4コースの中で一番難度の高いこちらのコースも幼児がいましたが、
頑張って歩いて登頂できました!


4コース別々に歩いていましたが、12時過ぎには皆さんホタル学校まで
無事に戻ってくることができました。お疲れ様でした!


さて、帰ってきたらお楽しみの「猪汁」の振る舞いです!


地元のお母さんたちが朝から仕込んだ特製の猪汁が出来あがっていました。

それぞれ好きな場所に腰かけて猪汁をいただきました。
さわやかな天気とほどよい疲れも最高の調味料!
特製猪汁に舌鼓を打ちながら、あちこちで話に花が咲きました。


大きなケガや事故もなく、無事にイベントを終えることができました。

これも日ごろから山歩きコースを整備してくださる鳥川ホタル保存会や
有志ボランティアの陰の支えがあってのことです。
この場を借りて心よりお礼申し上げます。


そして市内外からご参加くださった皆様、ありがとうございました。

11月以降もホタル学校では毎月山歩きのイベントを開催していますので、
ぜひまたお越しください!


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撮影日  平成27年10月17日(土)
撮影場所 ホタル学校、鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  からさわ


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:52鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2015年10月21日

昔ながらの稲作体験もいよいよ最終回!「脱穀」


5月からスタートした「昔ながらの稲作体験プログラム」も
いよいよ最終回(第9回)を迎えました。

平成27年10月17日(土)、森の田んぼで「脱穀」を実施しました!


今回の脱穀にも女性会6名の心強いお手伝いを頂きました。
最終回まで本当にありがとうございます!


集まった参加者の皆さんは田んぼに入って職員から
機械・器具の安全な使い方の説明を受けます。


まず「足踏み脱穀機」の安全な使い方のお手本を見ました。

男性職員が力強くペダルを踏むと金具の付いたドラムが回ります。
女性会の方が籾の付いた稲束をドラムに当てて籾を稲穂から落とします。
ドラムの回転がとても速いので、稲束をしっかり持っていないと
手を稲穂ごとドラムに巻き込まれてしまいます。

絶対、子どもだけではこの「足踏み脱穀機」は使いません。
必ず大人が一緒に稲束を持ってやることを知りました。


次に「唐箕(とうみ)」の使い方の説明を受けます。

ハンドルを回すと木の板の羽根が回転して前方に風が起きます。
上から脱穀した籾を落とすと、実のいっぱい入った良い籾粒は
重いので手前に落ちます。秕(しいな/実の入りの悪い籾)は軽いので
奥の方に落ちます。そして、ゴミなどは、前方に吹き飛ばされます。

「唐箕」の仕組みは単純ですが、籾の選別には欠かせない優れものです☆


さぁ、いよいよ脱穀の作業に入ります。
小さな子どもたちは「千歯こき」(江戸時代に発明された脱穀の道具)
を使って籾を稲穂から落とします。姉妹並んで仲良く脱穀です!


僕は稲穂をたくさん入れたので、力いっぱい稲穂を
引いて籾を落としました!


お母さんと協力して「足踏み脱穀機」で脱穀です。
安全第一!おじさんも手伝ってくれました。ありがとうございます!


籾を落とした「わら」は、女性会の方々がまとめて縛ってくださいました。

里山の暮らしにとって、この「わら」も大切な資源です。
おかざき自然体験の森では、このわらで荒縄を綯ったり
わらぞうりに使ったり、リースなどの工芸の材料にしたり、
畑の畝に敷いて土の乾燥を防いだり、最後は土にすき込んで堆肥にします。
わらは捨てるところがありません!


「足踏み脱穀機」から籾粒が飛んできます。男の子が竹箕で
籾を集めてくれました。とても助かります。ありがとう!


竹箕で集めた籾粒は、秕やゴミが混じっているので「唐箕」で選別します。
小さな女の子は「唐箕」のハンドルをお父さんと一緒に回します。

「次は僕がハンドルを回すよ!」
行儀よく並んで待ちます。よちよち歩きの幼児も興味津々で
「唐箕」の作業の様子を見学です。


お兄ちゃんは一人で「唐箕」のハンドルを回します。
このハンドルの回し加減がけっこう難しいです。
回し方が強すぎると良い籾まで秕やゴミと一緒になってしまい、
弱すぎればみんな手前に落ちてしまって選別できません。
慣れてくるとみんな良い回転加減をつかんで、籾の選別がうまくできました!


休憩をはさんで2時間余り、ほぼ脱穀が終わりました。
唐箕の選別で強く回し過ぎて、ゴミの中にもかなり良い籾が
混じっています。「よろげ(三河方言でふるいのこと)」を使って
籾をふるいにかけ、もう一度唐箕で選別し直しました。

お米一粒一粒をとても大切にしたお百姓さんの気持ちを垣間見た気がします!


この脱穀で17袋もの籾を得ました。
概算で約200㎏!大豊作です☆


作業の後は管理棟に移動して、みんなで美味しい「お汁粉」を食べました!
お汁粉に入っているお餅は、昨年、森の田んぼで収穫したもち米を
ついた時に冷凍保存しておいたお餅です。


「お汁粉、美味しいですか?」
「とっても美味しいで~す!」



薄曇りの作業日和の半日、脱穀に汗を流し、お汁粉に舌鼓を打った一時でした。
参加者の皆さん、女性会の方々、本当にお疲れ様でした。
今回の脱穀で、「昔ながらの稲作体験プログラム」全9回を
雨天中止・順延もなく予定通り無事終了できました。

これも、参加者の皆様と女性会の方々のお力添えがあったからこそと
スタッフ一同心から感謝申し上げます!

来年度も「昔ながらの稲作体験プログラム」を予定しておりますので、
ぜひ、ご都合のつくプログラムへのご参加をお待ちしています


※今年度のもち米は豊作でした。そこで「昔ながらの稲作体験プログラム」へ
3回以上参加されたご家族にもち米をプレゼントいたします。
もち米のプレゼント開始日は「11月21日(土)」に開催予定の
「森の秋まつり」です。今年度中にぜひ管理棟受付までお越しください。
お待ちしています☆


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撮影日  平成27年10月17日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 13:16おかざき自然体験の森

2015年10月20日

深まる秋の森でジャズ☆「森の十三夜音楽会」開催のお知らせ

平成27年10月25日(日)17時から開催予定のイベント
「森の十三夜音楽会」についてご案内いたします。


※上記画像をクリックするとPDFで見ることができます。

岡崎市八ツ木(やつぎ)町にある「おかざき自然体験の森」で、
「森谷ワカ カルテット」の皆さんによるジャズ音楽会を開催します。



◆開催日:平成27年10月25日(日)
◆時 間:受付16時30分~、演奏17時~18時
◆出 演:森谷 ワカ(vocal、piano)
     興津 博規(e.bass)
     砂掛 康浩(guitar)
     砂掛 裕史朗(drums)
◆協 力:岡崎華道連盟
◆定 員:100名


事前の申込みは不要で、参加無料です。
雨天の場合は室内(管理棟)で開催します。


★森谷ワカさんプロフィール

愛知県安城市出身。4歳よりピアノを始める。愛知県立芸術大学声楽科に進学。
卒業後ジャズに目覚め、ジャズボーカリスト植田ひとみ氏に師事。
安城ニューカントリージャズオーケストラのボーカルとして活動を開始する。
その後、ピアノを弾きながら歌う独自のスタイルで活動を開始。
ジャズからコンテンポラリーまでジャンルは幅広く、その活動は
「スイングジャーナル」、「Jazz Life」、「JAZZ JAPAN 」、「中日新聞」
などに掲載される。

また、中京テレビ「ゲンキのトビラ」、Radio-i「Ri- jazz」、
NHK 第一「ゴジらじ」をはじめ、複数のラジオ番組に出演。
2010年12月に1st Album「Love; needing to be loved」、
2013年 2nd Album「Too shy to say」を発売。

現在、ジャズフェスティバルや東海地方のライブハウス等で活躍中。
また、音楽療法やボランティア活動、専門学校講師、音楽スタジオでの
ボーカル・ピアノ講師にも意欲的に取り組んでいる。


★オフィシャルウェブサイト
http://www.moriya-waka.com



※メンバーのご紹介

興津 博規さん(e.bass)


砂掛 康浩さん(guitar)


砂掛 裕史朗さん(drums)

月明かりの中、幻想的な「音」の世界をお楽しみください☆



会場の様子です。右の奥が管理棟です。(今回は若干ステージの位置が変わります。)

夕方、徐々に太陽が沈んで暗くなると、
かがり火やスポットライトで幻想的なステージが浮び上がります。
自然に囲まれた中での音楽は格別です!

※昨年度(平成26年度)開催の様子(ブログ)をぜひご覧ください。
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e289902.html



毎年、音楽と共に会場を盛り上げてくれるのが
「岡崎華道連盟」の皆さんによる壮大な作品の数々です。

※上記写真は昨年度「岡崎華道連盟 嵯峨御流(さがごりゅう)」
の皆さんによる作品です。


(拡大写真)

ステージを彩る華道作品は、体験の森の草木を使って制作され、
森の音楽会を壮大な雰囲気に包んでくれます。

今年は「岡崎華道連盟 司山流(しざんりゅう)」
の皆さんにご協力いただく予定です。

「司山流」は、地元岡崎市にて創設された流儀です。
生活に潤いと安らぎを与えてくれる家庭的で自然な生け花、
また、その時々の生活様式に添ったアレンジ花からオブジェまで
形式、規則にとらわれず、自由に花の美しさと個性を大切に表現する流派です。


この機会にぜひたくさんの方にお越しいただければと思います。
会場の「おかざき自然体験の森」やアクセス方法については
施設のホームページをご覧ください。
http://www.sizentaiken.jp


スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております。


☆駐車場から管理棟までは徒歩で7~8分かかります。
舗装道ではありませんので、歩きやすい靴でお越しください。

☆夕方は気温が下がりますので暖かい上着やひざ掛けをご持参ください。



※アクセスマップ
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おかざき自然体験の森
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岡崎市八ツ木町字池ノ上10番地
電話:0564-45-5544
休業日:月曜日
HP:http://www.sizentaiken.jp

・仁木バス停から徒歩20分
・伊勢湾岸自動車道「豊田東」インターチェンジより約5km  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 17:35おかざき自然体験の森

2015年10月18日

手作り「ハロウィンかぼちゃ」作品展示中☆


10月になって街は「ハロウィン」ムードに包まれていますが、
ホタル学校でも可愛いハロウィンかぼちゃの展示をしています。

制作者は山歩きの看板作りの講師でおなじみの松本吉央(よしお)さん!
黄色いひょうたんのようなかぼちゃはホタル学校スタッフが育てたもの。

身近なものでも少し手を加えると面白くなりますね☆

来年度はホタル学校オリジナルのハロウィかぼちゃづくりの
イベントも計画していますので、ぜひご参加くださいね!



投稿日  平成27年10月18日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:06鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2015年10月17日

「つつじの里」の木製階段補修~「きこりの会」活動レポート


平成27年10月10日(土)、おかざき自然体験の森で活動をする
市民団体「きこりの会」の会員の方々が、森内の「つつじの里」
(旧熊野神社の西)への木製階段を補修する活動を行いました。


きこりの会の方々は、木製階段の補修に使う材を
工作棟前の資材置き場でリヤカーに積み込みました。


補修材の主な材は、杉丸太と森で除伐したコナラの丸太
を再利用します。また、現地で除伐した材も利用しました。


「つつじの里」への入り口まではリヤカーで補修材を運びます。


ここから「つつじの里」へは材を人手で運びます。
重い木材を急な階段で転ばないよう慎重に運びます。


木製階段は、長い年月を経て、杭や横木に腐りがきている
ものもあります。散策される方々が、転んでケガをしないよう
古くなったものは新しいものに取り替えます。


長く急な階段を登って材を運びました。大変な作業です。


また、現地で除伐した材を杭に利用するため、
適当な長さに切りそろえていきます。


杭にする木材の先をナタで尖らせます。全て手作業です!


古くなった材を取り除き、新しい横木を設置していきます。


午後3時前、「つつじの里」への木製階段の補修が無事終了しました。
きこり会の会員の皆さん、長時間お疲れ様でした。
本当にありがとうございました!

これで「つつじの里」への散策がより安全になりました。


「つつじの里」への入り口の沢に架かる「於御所(おごそ)橋」にも
少々傷みが出てきました。これから冬に向けて、きこりの会の
定例活動において、おかざき自然体験の森内の人工林の間伐を
予定しています。この間伐で出た材を利用して「於御所橋」の
架け替えを実施していく予定です。

「きこりの会」の活動についてのお問い合わせは
おかざき自然体験の森までお願いします!

〒444-8601 岡崎市八ツ木町字池ノ上10番地
TEL(0564)45-5544・FAX(0564)45-5891
 

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撮影日  平成27年10月10日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
撮影者  江見さん(きこりの会)、まさおか
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』
HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 08:18おかざき自然体験の森

2015年10月15日

「ふるさとの森」整備活動レポート(きこりの会)


9月2回目例会は1回目に続いて管理棟南の「ふるさとの森」の整備作業を
実施しました。「ふるさとの森」はその一部(ふるさとの森総面積2.45haの雑木林
Eコースと、作業道の間の0.5ha)が愛知県の「優良広葉樹母樹林」
に指定されています。

このふるさとの森は「カシノナガキクイムシ」の被害で大分枯れましたが、
きこりの会の活動で明るくなった林床にはコナラの実生の「幼木」
少しずつ成長しています。

これからの活動として、適切な間伐や常緑樹除伐で、現在の母樹だけでなく、
将来母樹となるコナラも育成し、この母樹林を保全していく必要があります。



始業ミーティングの様子です。担当者から作業内容と安全についての説明が
ありました。本日はスタッフの息子さんも参加してくれました。


◆常緑樹の除伐作業


コナラの実生幼木が成長しやすいように、林床への太陽光を遮る
コジイ・ヒサカキ・カシなどの除伐、および高木の伐採を行いました。


高木の伐採では、スタッフの息子さんの勉強を兼ねて滑車とロープ
使って伐倒方向へ力をかけながら伐採する方法で作業をしました。

倒す方向にある大木を利用して伐倒する高木を引っ張ります。


滑車を使ってロープを二重にすることにより、2倍の力をかけることが出来ます。


ロープに引っ張り力を掛けているスタッフの息子さん!


伐倒準備完了し、チェーンソー作業開始!


みごとに予定の方向へ伐倒した高木(こうぼく)


◆土止め作業


午前中に常緑樹の除伐作業と併せて、急傾斜な部位に流れ止めのダム
を作りました。これは降った雨が地面に吸い込まれず、土と共に表面を
流れ落ちてしまい、植物が自生出来にくい状態(コナラの幼木を守る)を
防止するためです。

ダムを構成する材は、森の中に散らばっている倒木と新たに除伐した材
などを使った。このことは森もきれいになり、一石二鳥となった。


◆太幹の除去作業


午後の作業は、先回の例会で伐倒したコジイの太い幹を玉切りし、


それを滑車・カラビナ・スリングベルト・ロープを組み合わせた
「青木式搬出法」で山中から作業道へ運び出しました。


こうして作業は無事に終了しました。皆さん、大変お疲れ様でした。
なお、本日の参加者は会員15名、一般参加1名の計16名でした。


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撮影日  平成27年9月27日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
レポート  きこりの会 江見さん
投稿者  環境保全課


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 18:14おかざき自然体験の森

2015年10月13日

秋の味覚!森の畑で「芋掘り」体験!


平成27年10月10日(土)、おかざき自然体験の森の畑で
「芋掘り体験(サツマイモ)」を開催しました!


まず、長く伸びたサツマイモのツルをノコギリ鎌で切り取ります。
子どもたちも鎌の刃で手を切らないよう気を付けてツルを刈り取ました。


あんなに畑一杯伸びていたサツマイモのツルも
みんなの頑張りであっという間に刈り取ってしまいました。


刈り取ったサツマイモのツルは、畑の外に運び出します。
子どもたちもツル運びを手伝ってくれました。ありがとう!


お姉ちゃんもこんなにいっぱいツルを抱えて
運んでくれました。本当にありがとう!


刈り取ったサツマイモのツルが畑の外に山積みになりました。


いよいよサツマイモ掘りです!
大人は大きなスコップでサツマイモの植わっている畝の外側を
掘り起こします。子どもたちは小さなスコップで芋掘りです。

※芋掘りをしている森の畑は「ワイヤーメッシュ」という金網で周りも天井も
覆ってあります。これはイノシシやサルの食害から作物を守るためです。


スコップを畝に入れると土の中から鮮やかな紅色のサツマイモが顔を覗かせます。
「おっきいね!」
「いっぱいとれたよ!」


子どもたちの弾んだ声が森の畑に響きます。


子どもも大人も一汗かくほど頑張って芋掘りをしました。
芋掘りを始めて1時間ほど、芋畑の半分ほどを掘り起こしました。
ホツと一息、畑の東のネムノキの木陰で休憩です。


ふと、セイタカアワダチソウの黄色い花に目をやると「アサギマダラ」
一頭見つけました!そこで、即席の昆虫観察会です。

「アサギマダラは約2,000キロメートルも渡りをするチョウです。」
などなど職員が解説をしました。森の畑のすぐ西の食草園では8頭の
アサギマダラを見つけることができました。(まだ増えるかも!)


さてさて、芋掘りの再開です。
幼い兄弟、お父さんから芋のあるところを教えてもらって掘ります!
大きな芋が出てきますよ~に☆


「わたし、こんないっぱいのサツマイモを掘ったよ!」


ピースサインが今日の芋掘りの楽しさを伝えてくれています!
秋の行楽日和の半日、サツマイモ掘りに汗を流した一時でした。
参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした。


★この日に掘った「サツマイモ」は11月21日(土)に開催予定の
森の秋まつりイベントで「焼き芋」として振る舞う予定です。お楽しみに!


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撮影日  平成27年10月10日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:15おかざき自然体験の森

2015年10月12日

第1回「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催!


平成27年10月4日(日)、おかざき自然体験の森にて第1回
「環境学習活動コーディネート実践講座」を開催しました。

昨今、環境教育の現場において、効果的な環境学習活動の企画・実践を行う
能力を身に付けた「リーダー」が必要となることから、この講座を開催し、
今後の「環境学習活動」を担う指導者の発掘・育成を目指して企画され、
全3日間の日程で実施していきます。


講師は市民活動団体「自然・環境学習実践隊」の皆さんです。
上記写真は主任講師の「むし君」(ニックネーム)です。


★自然・環境学習実践隊のホームページ
http://genki365.net/gnko/mypage/index.php?gid=G0000840


今回の講座は講義的な内容ばかりでなく「体験」を重視した活動を行い、
段階的にステップアップしていく内容となっています。

また、体験するアクティビティは現在日本で広く普及している
「ネイチャーゲーム」、 「プロジェクトワイルド」、「プロジェクトウェット」、
「プロジェクトラーニングツリー」
を活用しながら、これらのアクティビティを
環境学習に効果的に取り入れる手法を学んでいきます。


講座のスタート地点は「おかざき自然体験の森」の駐車場です。
受講される皆さんには、その場で名札とクリップボードが配布されました。

◆体験アクティビティ①「自然に目を向けよう!」

参加者の皆さんに自然観察記録シートが手渡され、
シートに示された項目に沿って、見つけたり確認したりした自然(印象など)
を記入していく、自分一人だけの自然観察です。


その後、全員管理棟に集合し、改めて講座を始めます。

主催者挨拶の後、講座開催の目的や講座の概要などについて説明をし、
参加者の皆さんに自己紹介をしていただきました。
その後、進行を講師にバトンタッチをして講義を進めていきます。

最初の講義の中で環境学習活動とは何か、「環境教育」がなぜ必要なのか
などについてふれられ、 環境教育の歴史や背景などを紹介しながら説明し、
これからの環境学習のあり方についての参加者の皆さんと一緒に考えました。


◆体験アクティビティ②「はじめまして」

「はじめまして!あなたのことについて教えてください」というシートが配られました。
シートには自然体験に関係する8つの質問が記されています。

まず、各質問に対する自分自身の答えを書き込み、その後、
この先の活動を共にしていく人たちに一つずつ質問しながら、
お互いのことを知っていきます。

最初のうちはあいさつして質問するだけという感じでしたが、
慣れてくると、質問からの会話もはずみ、笑い声も聞こえるようになりました。

これまでに経験してきたこと、年齢や暮らしている環境など、皆さんそれぞれ違いますが、
この活動でほんの少しかもしれませんがお互いのことを理解し合えたと思います。


◆体験アクティビティ③「動物交差点」

背中に付けられた生き物(カード)が何かを、周りの人たちに
クイズのように質問しながら考えることで、生き物の特徴や多様性、
分類の方法、生き物の暮らしぶりを学ぶきっかけづくりをします。


皆さんは、その生き物になったつもりで、近くにいる人に、
例えば「私は何を食べますか?」、「私は空を飛ぶことができますか?」
など、何か一つその生き物を特定するための質問をします。

その生き物が何か分かるまで相手を変えて質問していき、
分かったところで、むしくんに報告にいきます。

この後、動物を題材としたアクティビティとして、
「ノーズ」、「動物ヒントリレー」など、ネイチャーゲームの
アクティビティを紹介しました。

これで午前中の活動は終了で、昼食休憩を挟み、
午後からもフィールドに出て活動します。


◆体験アクティビティ④「フィールド・ビンゴ」

「どんぐり」や「キノコ」など、ビンゴゲーム感覚で自然を観察していきます。


自然は普段私たちが想像しているよりもはるかに多彩で不思議なものです。
様々な感覚を使って、カードに示されたものなどを探しながら、
自然の中を歩き回れば、身近な自然の中にこそ本当に大切なものを
見つけることができます。

★見つけたものを一部紹介

・左・・・秋の香りの「キンモクセイ」(原産は中国)
・右・・・ツヤツヤの「ドングリ」がいっぱい


・左・・・こちらもいい香り「イヌザンショウ」
・右・・・赤い実の「ゴンズイ」


・左・・・足元には可愛い「キノコ」がいっぱい!
・右・・・ガの幼虫は一枚の葉っぱに群がって自分たち大きく見せています!
(生き物たちの生きる知恵ですね。)


◆体験アクティビティ⑤「木の鼓動」

本物の聴診器を使用して木の中から聴こえてくる音に耳を澄ませます。
この音を聴きながら木の中で起きていること、木の周りのものとの関係に
思いを馳せるこで、木への親近感を高めます。


普段「聴診器」は病院にかかった時に胸や背中に当ててもらうくらいで、
皆さん、自分自身で使ったことはほとんどないようです。

風で幹がきしむ音、葉っぱが揺れてこすれ合う音など、
いくつかの音を聴くことができました。

残念ながら聴診器では木が水を吸い上げる音は聴こえませんが、これまで
漠然と見ていた木が「生きている」ことを認識することができたと思います!


◆体験アクティビティ⑥「バーティカルポエム」

お気に入りの場所を見つけて、周りの自然を感じながら詩を作ります。
俳句や短歌など、書き方に制約があることで、かえってその時感じたことを
表現しやすくなります。この活動も、その場所でひらめいた言葉を
詩の頭につけるという制約があることで、誰もがすぐに詩人になれ、
その場所とより深く関わることができます。


「とりのこえ」、「さとやまのあき」など、今日ふれ合った目の前の
自然から感じた言葉から、素敵な詞が生まれたと思います。

自然に目を向けたりふれ合っていなければ、なかなかこの活動はできません。
今日一日の体験があったからこそ、皆さんは自分の目で見たりしたこと、
そこから感じたことなどが湧きあがってきたのではないでしょうか?

※管理棟内で数人の方に発表してもらいました!


◆体験アクティビティ⑦「ぼくらは一緒」

本日最後の体験です。用紙には「環境問題」がいくつかリストアップされており、
人間、家畜、野生生物それぞれにどのような影響があるかを考えます。

※空欄には環境問題を追加していくことができます。


また、それら環境問題への対処方法、さらには生息地の要素という観点からも
分析をしていきます。(グループ内で議論を深めます。)

多くの環境問題(ほとんど全て)は人間だけでなく家畜や野生生物の
生息に重大な影響を及ぼします。しかし、私たち人間は「人間」の観点でしか
判断しようとしない一面を持っています。

人間にとって良い環境は他の生き物にとっても良い環境であり、
逆もまた同じではないでしょうか。

人間の社会活動は身近な自然や生き物に対して大きな影響を与えることは
事実ですが、その負荷を最小限に抑えたり、生き物の棲み家をしっかりと
確保したりすることで、共存・共生が実現すると思います。そのことを常に
念頭に置いて社会活動を慎重に進めていきたいと思います!


最後のまとめとして「環境学習活動の企画等について」の講義です。
「6W2H」や「PDCAサイクル」、安全管理や事故防止対策、
プログラムの構成、雨天時の対応などなど
、活動に向けた様々な
取り組みについて講義がなされました。


これで初日のプログラムは全て終了です。参加者の皆さんは終始明るく
積極的で、残り2回の講座もとても楽しみです☆

この講座はあくまでも環境学習の入口の一つでありますので、
こうしたアクティビティをうまく活用しながら、各世代に対して、
また、それぞれのフィールドにおいてアプローチの仕方を考えながら
一歩ずつ取り組んでいっていただければ幸いです。


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★次回(第2回)は平成27年10月25日(日)開催です。
体験アクティビティは「プロジェクトワイルド」、
「プロジェクトウェット」、「プロジェクトラーニングツリー」
です。お楽しみに☆
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撮影日  平成27年10月4日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  やまのうち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 18:39おかざき自然体験の森

2015年10月10日

楽しく安全な山歩きを!ホタルの里の登山ルートを整備しました☆


平成27年10月4日(日)、岡崎市鳥川町で
ホタルの里の登山ルート整備が行われました。

鳥川の里山には全長17kmにも渡る山歩きコースが作られていますが、
台風の影響で道に木が倒れるなど、歩きにくくなってしまうことがあります。
そこで毎年地元の鳥川ホタル保存会が中心となって登山ルートの点検と
整備を行っています。


今回は森林整備を行っているボランティアチーム
「水守森(みまもり)支援隊」の皆さんが駆けつけてくれたほか、
いつも登山道の案内看板作りイベントにご参加いただいている方も
数名お手伝いに来てくれたため、総勢で30名以上が集まりました。


いくつかのグループに分かれて割り当てられたコースを見回ります。


枯れ枝や倒木があれば歩きやすいように片付けていきました。


シカによる食害やマツ枯れ・ナラ枯れといった病気の影響で
所々倒木が見られました。


中には結構太い倒木もありましたが、
水守森支援隊の皆さんがチェンソーを持って来てくれたため
効率よく片付けることが出来ました。


半日ほど作業をし、各コースで怪我もなく無事に整備を終えることが
出来ました。鳥川の山歩きは身近に自然を楽しめるスポットとして
人気が高まってきていますが、こうした有志による陰の支えがあって
コースが維持されています。皆様、本当にありがとうございました!

そして今回整備されたコースを楽しめるホタルの里山歩きイベントが
10月17日(土)に予定されています。


※上記画像をクリックするとイベントの紹介ページが開きます。


まだ参加申込受付中ですので、この機会にぜひ
鳥川の自然豊かな里山へお越しください!
たくさんの方のご参加を心よりお待ちしております☆


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撮影日  平成27年10月4日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 08:44鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2015年10月08日

鳥川ホタルの里に「アサギマダラ」がやって来た!


長~い距離(1千km~2千km)を移動するチョウとして有名な
「アサギマダラ」が鳥川ホタルの里に飛来し始めています!

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写真撮影・提供 中川 繁幸さん(岡崎市矢作町在住)
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※お写真は昨年度に撮影されたものです。



アサギマダラが見られるポイントは、上記マップの青★マーク部分で、
地元の松下眞司さんが自宅近くの敷地に「フジバカマ」をたくさん植えた場所です。
長旅の途中で吸蜜してエネルギーの補給をしているようです!

昨年は多い時で100頭を超えるアサギマダラが確認されていて、
多くの方がカメラを片手に観賞・撮影に訪れます☆

※観賞・撮影の際にフジバカマ畑を踏み荒らさないようご配慮ください。
※詳しい場所はホタル学校(電話:0564‐82‐3027)にお問い合わせください。



アサギマダラは、チョウ目・タテハチョウ科・マダラチョウ亜科に属し、
大きさ(前翅長)は5~6cmほどの大型のチョウで、
本州・四国・九州・沖縄と広く分布しています。

茶色、黒色、水色の三色の美しいチョウで、
胴体がマダラ模様をしているのが特徴です。
バタバタと忙しく飛ぶチョウと違って、ふわりふわりと優雅に舞います。

「アサギ」は漢字で「浅葱」と書き、
ごく薄い藍色(または青緑色)のことを指します。

夏から秋にかけてはフジバカマ、ヒヨドリバナ、アザミなどの
キク科植物の花によく集まり、吸蜜する姿が見られます。


アサギマダラ(成虫)の最大の特徴は「長距離移動」(いわゆる「渡り」)です。

長年の「マーキング調査」で、秋に日本本土から南西諸島、
台湾への渡り個体が多く発見されており、
線距離で1,500~2,000km以上移動した個体や、
1日あたり200km以上の速さで移動した個体もあるとのこと。

昨年、中川さんが撮影された個体の中にマーキングされた固体がありました。

★昨年の日付は「9月24日」、「AP」は群馬県渋川市赤城町の
「赤城自然園 – Akagi Nature Park -」の略です。(HP:http://akagishizenen.jp


今年も、これから少しずつ飛来する数が増えていくと思いますが、
小さな体に壮大で不思議な生命のストーリーを持つ「アサギマダラ」を
ぜひ鳥川ホタルの里でご覧ください!


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投稿日  平成27年10月8日(木)
撮影場所 鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  環境保全課


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 18:29鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2015年10月06日

昔ながらの稲作体験「稲刈り&餅つき」を開催しました!


平成27年10月3日(土)、雲一つない秋晴れのこの日、
おかざき自然体験の森の田んぼで「昔ながらの稲作体験プログラム」の
手刈りによる稲刈り体験&餅つきイベントを開催しました!


田んぼの北の管理道路脇の広場に集まった参加者の皆さんは、
職員から稲刈りの安全な仕方の説明を受けました。


この「昔ながらの稲作体験」には「女性会」の心強い
お手伝いがあります。いつも本当にありがとうございます☆


すげ縄(稲わらで綯い刈り取った稲をしばる紐)を腰に付けるのを
女性会の方に手伝ってもらいました。


田んぼに入ると、さっそく女性会の方に稲刈りの仕方を
実演してもらいます。その手際の良さにみんなびっくり!


小さな僕もお父さんと一緒に稲刈り体験です。
見事に刈り取ました。お見事っ!


刈り取った稲は「すげ縄」で縛ります。


女性会の皆さんはあっという間に広い田んぼの半分ほどを刈り取って
しまいました。本当に昔取った杵柄(きねづか)は伊達ではありませんね!


刈り取ったたくさんの稲束を少年が運んでくれました。
とても助かります。本当にありがとう!


休憩をはさんで2時間ほど、11時前に大小2つの田んぼの
稲刈りを終えました。参加者の皆さん、女性会の方々、
本当にお疲れ様でした。ありがとうございました!


稲刈りを終えた田んぼには、生き物探しをする子どもたちの姿も
見られました。右の稲刈り前の田んぼと比べると、すっきりした
田んぼの様子がうかがえます。


稲刈りをしている間に管理棟では前川さん、角本(かくもと)ご夫妻が、
餅つきの準備をしてくださっています。いつも本当にありがとうございます!


餅つきには、岡崎炭焼きの会の方々がお手伝いしてくださいました。
力強い杵捌きに間合いの良い手返しが楽しげです☆
子どもたちも興味津々!思わず見入ってしまいます。


いよいよつきたての餅の振る舞いが始まりました。
餅をもらう長い列ができました!


管理棟前のベンチには餅を頬張る子どもたちの姿があちこちにみられました。
「お餅、美味しいですか?」
「とってもおいしいで~す!」



稲刈りに汗を流し、つきたての餅に舌鼓を打った有意義な
秋晴れの半日でした。参加者の皆さん、女性会の方々、
本当にありがとうございました!

「昔ながらの稲作体験プログラム」は10月17日(土)の「脱穀」
残すのみとなりました。これまで「昔ながらの稲作体験プログラム」に
参加されたことのある方もない方も、皆様のご参加をスタッフ一同、
心よりお待ちしています!


お申込みは「おかざき自然体験の森」まで!
TEL:0564-45-5544(9:00~17:00)


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撮影日  平成27年10月3日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
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HP:http://www.sizentaiken.jp/  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 17:07おかざき自然体験の森

2015年10月05日

第6回ホタルマスターファミリー講座「第2部」☆


前回に引き続き、平成27年9月27日(日)に開催した
第6回目(最終回)ホタルマスターファミリー講座の
第2部の様子をお伝えします。

午後からは校庭へ移動し、様々な環境教育プログラムを体験していきます。

鳥川では時々野生の「シカ」が見られますが、そのシカが生きていくためには
食べ物、水、隠れ場所(棲み家)、生活空間が必要です。
それも「ただあれば良い」というのではなく、バランスよく揃っていることが大切だ
ということを体を使って体験していきます。


まず参加者にはそれぞれ食べ物、水、隠れ場所、生活空間の4グループに
分かれてもらいました。そして講師のむしくんの周りに輪になるようにして並びます。

横を向いてすぐ前の人の方に手が乗るくらい近づき、このままゆっくりと腰を下ろします。
うまくいくと後ろの人の膝の上に座ってバランスがとれますが、さぁどうでしょうか?


うまく座ることができました!4つの要素がバランスよく配置されることで、
シカの生息環境が成り立っている状態です。もしもここから食べ物や水が
減ってしまったらどうなるでしょうか?再度チャレンジです!


何とか座ることができましたが、かなり苦しそうですね。4つの要素のうち
一部が欠けてしまうだけでも影響は全体に及んでしまいます。

常に変わり続ける自然環境の中でバランスを保って生きていく
ということは当たり前のようでとても難しいことなのです。

☆アクティビティ名 「つながり発見!生息地」


続いては、こうした環境の変化とシカの生き残りについて体験していきます。
まずはシカが生きていくために必要な要素である「隠れ場所、食べ物、水のグループ」と、
「シカのグループ」に分かれてもらいます。

2グループには20mほど離れたところに分かれて並び、合図とともに自分が
どの要素になったか、もしくはシカであればどの要素が欲しいのかポーズをとります。


ポーズはみんなで決めました。隠れ場所になった人(または隠れ場所がほしいシカ)は
頭の上に屋根を作り、食べ物になった人(食べ物がほしいシカ)はお腹を押さえます。
そして水になった人(水を飲みたいシカ)は腰に手を当てジョッキを持つポーズ!


最初はシカが反対側を向いているのでどの要素がどこにあるかは分かりません。
一度目の合図ではお互いにポーズをとり、もう一度合図がなったらシカは後ろを振り返り
自分が欲しいもの(自分と同じポーズをとっている人)を走って捕まえにいきます。


うまく捕まえられたシカは生き残り、繁殖することが出来ました。捕まえた人を連れて帰り、
次の回ではその人もシカ役になります。逆に捕まえられなかったシカは、残念ながら
生き残れませんでした。一回休んで自然に還り、次の回からまた要素側として参加します。
シカの数は毎回増えたり減ったりするので、記録をしていきました。


10回(10年分)を繰り返したところでシカの数をグラフにまとめてみました。
最初4頭しかいなかったシカは毎年順調に増えていきましたが、4年目には
シカが増えすぎて必要要素の数が足りなくなり、絶滅の危機に瀕してしまいました。

その後も少しずつ増えたり減ったりを繰り返しているのが分かりました。
波を繰り返しながら生態系のバランスが保たれているんですね。
しかし時々そのバランスを壊してしまうのが私たち人間です。
自然と共生する暮らしをすることは難しいのでしょうか?


☆アクティビティ名 「オー!ディア」


続いてはそうした人間の開発と自然との共生をテーマにしたプログラムです。

ホタルの棲む川沿いを開発することになったホタルマスターファミリー参加者の皆さん。
どうしたら環境に配慮しつつ人間にとっても住みやすい地域にできるか
グループに分かれて考えていきます。


開発が計画されているのはマンションやリゾートホテル、ゲームセンターなどなど。
これまでに学んできたことを思い出しながら、ホタルに与える影響を最小限にできるよう
工夫をしてレイアウトを決めていきます。子どもたちもとても積極的です!


計画が完成したら各グループに発表してもらいました。このグループは自然への影響が
大きい建築物はできるだけ下流のエリアにまとめ、上流には無農薬の畑など
影響の少ないものを配置しました。そして道路や池の周りには木を植えることで
自動車の光が川に入らないようにする配慮をしています。


どのグループも今まで学んできたことを活かしながら、自然と人とが共生できるためには
どうしたらよいかを考えてまちづくりを計画してくれました。実際の生活や地域づくりでも
環境に配慮した取り組みを広めてくれることを期待します!

☆アクティビティ名 「みんなのホタル川」


最後のプログラムは、これまでの活動を振り返りながら詩にまとめる
「フォールドポエム」です。

詩といっても一人で書くのではなく、一人一行ずつ書いてグループ全体で作り上げます。
ただし次の人に渡す時に紙を折り曲げるので、後に書く人は自分の直前の人が書いた
一行しか見ることが出来ません。最後に広げてみて全体でうまくまとまるかどうか、
ドキドキしながら書き込んでいきます。


全員書き終わったら各グループの作品を発表してもらいました。

(作品の一例)
心のオアシス
たくさんの生命と関わり合う
小さい生き物の命も大きい生き物の命も同じ重さ
すべての命に感謝しよう
みんなが暮らしやすい所がホタルにも良い環境



うまくつながると会場から「オー!」っとどよめきが起こりました。

皆さんこれまでの講座で心に残ったことを思い思いに綴りましたが、
ホタルや人を含めたたくさんの命を育む自然の豊かさを残していきたい
という願いが伝わってきました。


これですべてのプログラムが終了です。最後に講座を振り返りながら
意見交換をしました。3年目となるリピーターのご家族からは
「毎年勉強になることがあって充実した内容だった」との感想をいただきました。

また「理科がもっと好きになった」という子がいたほか、保護者からは
「子ども以上に毎回楽しみにして来ていました」という感想もいただきました。


そして各家族へホタルマスターファミリーの「認定証」が授与されました。


さらに講師の自然・環境学習実践隊からは、子どもたち一人一人に
感謝状が贈られました。本当に半年間よく頑張りましたね!


また、ホタルマスターファミリー講座にずっと関わってくれていた実践隊の
カエルちゃん(光田さん)が今回で会を卒業ということで感謝状が贈られました。

カエルちゃんファンの子どもたちはとても残念そうでしたが、
今度は「カエルマスターファミリー講座をやってほしい!」という声もあるので
いつか実現する日を楽しみにしています!



半年間にわたり開催してきました講座もこれで終わりということで
少し寂しくもありますが、今年も参加者の中から自由研究の学年代表に
選ばれる子が出たり、それぞれの家族が身近な自然としっかりと
向き合いながら過ごしていることを嬉しく、また誇らしく思います。

最初は緊張ぎみだった子どもたちの表情が回を重ねるごとにほぐれていき、
自然に向ける眼差しがどんどん輝いていくことが印象的でした。

そして子どもたちだけでなく、大人も一緒に楽しく学ぶなかで
『家族の絆』が深まっていくのを感じました。


長期間にわたりご参加くださり、本当にありがとうございました。
講座が終わった後でも気になることがあればいつでも講師やホタル学校に
気軽にご連絡ください。また皆さんと再会できる日を楽しみにしています!



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撮影日  平成27年9月27日(日)
撮影場所 ホタル学校、鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 12:06鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2015年10月04日

ホタルの里の自然を体感!第6回ホタルマスターファミリー講座


平成27年9月27日(日)、ホタルマスターファミリー講座
第6回目を開催しました。半年間に渡って行ってきたこの講座もいよいよ最終回です。

おなじみの自然・環境学習実践隊の皆さんを講師に、一日かけて様々な
環境教育プログラムを体験しながらこれまでのふりかえりと総まとめをします。

まずは午前中の第1部の様子をお伝えします。


はじめに鳥川を散策しながらフィールドビンゴにチャレンジです。
普通のビンゴとは違い、数字の代わりに「赤い花」や「どんぐり」など
自然の中から見つけたものでまマスを埋めていきます。


普通に歩くだけでは見過ごしてしまうものでも、ビンゴゲームでたくさん集めようと
注意して観察すると色々なものが見えてきます。

木の下にはちょうどドングリが落ちていました。よく見比べてみると、同じドングリでも
アベマキやコナラなど樹の種類によって形も大きさも全然違うことに気づきました。


カマキリも発見!健太郎君の胸にとまったと思いきや「威嚇」のポーズ!?
びっくりさせてしまったみたいです。


珍しいトヨトミ梨の実も見つけました!トヨトミ梨はピンポン玉くらいの
小さな実をつける梨の種類で、野生の木は鳥川に1本しかない!
という貴重な梨です。今年は豊作の年で、樹の上で鈴なりになっていました。
落ちた実を記念に持ち帰る子もいました。ただし、ちょっと渋くて食べられません・・・。


何人かビンゴが出だしたころに折り返し地点の白髭八柱神社に到着しました。
この神社には大きなヒノキやクスノキが生えています。
この木からどんな音が聞こえてくるのか「聴診器」を使って聴いてみました。


そっと樹皮に聴診器を当ててみると「ゴー」っという音が響いてきました。
木が水を吸い上げる音という話もありますが、実際は枝が風で揺れる音や
地面を伝わってくる音を聞いているそうです。

この木たちは周囲の環境が変化していくなかでどんな音を聴きながら育って
きたのでしょうか。同じ場所で長い時間を積み重ねてきた木の生命力を感じました。


続いて講師のむしくんが何やら四角い紙を取り出しました。中がぽっかり
くり抜かれていますが、実はこれは「額縁」
自然の中の一部を切り取って観賞する「森の美術館」というプログラムです。


各自額縁を手にとって、いろいろな角度から自然を切り取り、題名をつけていきました。
上を見たり横から見たり、自然の力と自分の感性を合わせて芸術作品を作り上げていきます。


こちらは「フリル」という作品です。木の表面に生えた地衣類を
可愛いフリルに見立てた女の子らしい発想です。この木も女の子なのでしょうか?


こちらは石灯篭の傘の下に作られた蜂の巣を切り抜きました。


雨に濡れないような場所を選んで巣を作るハチの知恵に注目!


この後はホタル学校に戻りながらフィールドビンゴの続きをしました。
同じ景色を見ていても何に気づくかは人それぞれです。お互いに気づいたことや
面白いと思ったものを分かち合うことで自然を様々な側面から楽しむことができます。

家族同士や参加者同士で交流をしながらホタルの里の自然を楽しく学ぶことが出来ました。

昼食を挟んで第2部に続きます。お楽しみに☆


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撮影日  平成27年9月27日(日)
撮影場所 ホタル学校、鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 07:33鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2015年10月02日

月夜の森でジャズ☆「森の十三夜音楽会」開催のお知らせ

平成27年10月25日(日)17時から開催予定のイベント
「森の十三夜音楽会」についてご案内いたします。


※上記画像をクリックするとPDFで見ることができます。

岡崎市八ツ木(やつぎ)町にある「おかざき自然体験の森」で、
「森谷ワカ カルテット」の皆さんによるジャズ音楽会を開催します。



◆開催日:平成27年10月25日(日)
◆時 間:受付16時30分~、演奏17時~18時
◆出 演:森谷 ワカ(vocal、piano)
     興津 博規(e.bass)
     砂掛 康浩(guitar)
     砂掛 裕史朗(drums)
◆協 力:岡崎華道連盟
◆定 員:100名


事前の申込みは不要で、参加無料です。
雨天の場合は室内(管理棟)で開催します。


★森谷ワカさんプロフィール

愛知県安城市出身。4歳よりピアノを始める。愛知県立芸術大学声楽科に進学。
卒業後ジャズに目覚め、ジャズボーカリスト植田ひとみ氏に師事。
安城ニューカントリージャズオーケストラのボーカルとして活動を開始する。
その後、ピアノを弾きながら歌う独自のスタイルで活動を開始。
ジャズからコンテンポラリーまでジャンルは幅広く、その活動は
「スイングジャーナル」、「Jazz Life」、「JAZZ JAPAN 」、「中日新聞」
などに掲載される。

また、中京テレビ「ゲンキのトビラ」、Radio-i「Ri- jazz」、
NHK 第一「ゴジらじ」をはじめ、複数のラジオ番組に出演。
2010年12月に1st Album「Love; needing to be loved」、
2013年 2nd Album「Too shy to say」を発売。

現在、ジャズフェスティバルや東海地方のライブハウス等で活躍中。
また、音楽療法やボランティア活動、専門学校講師、音楽スタジオでの
ボーカル・ピアノ講師にも意欲的に取り組んでいる。


★オフィシャルウェブサイト
http://www.moriya-waka.com



※メンバーのご紹介

興津 博規さん(e.bass)


砂掛 康浩さん(guitar)


砂掛 裕史朗さん(drums)

月明かりの中、幻想的な「音」の世界をお楽しみください☆



会場の様子です。右の奥が管理棟です。(今回は若干ステージの位置が変わります。)

夕方、徐々に太陽が沈んで暗くなると、
かがり火やスポットライトで幻想的なステージが浮び上がります。
自然に囲まれた中での音楽は格別です!

※昨年度(平成26年度)開催の様子(ブログ)をぜひご覧ください。
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e289902.html



毎年、音楽と共に会場を盛り上げてくれるのが
「岡崎華道連盟」の皆さんによる壮大な作品の数々です。

※上記写真は昨年度「岡崎華道連盟 嵯峨御流(さがごりゅう)」
の皆さんによる作品です。


(拡大写真)

ステージを彩る華道作品は、体験の森の草木を使って制作され、
森の音楽会を壮大な雰囲気に包んでくれます。

今年は「岡崎華道連盟 司山流(しざんりゅう)」
の皆さんにご協力いただく予定です。

「司山流」は、地元岡崎市にて創設された流儀です。
生活に潤いと安らぎを与えてくれる家庭的で自然な生け花、
また、その時々の生活様式に添ったアレンジ花からオブジェまで
形式、規則にとらわれず、自由に花の美しさと個性を大切に表現する流派です。


この機会にぜひたくさんの方にお越しいただければと思います。
会場の「おかざき自然体験の森」やアクセス方法については
施設のホームページをご覧ください。
http://www.sizentaiken.jp


スタッフ一同、皆様のお越しを心よりお待ちしております。


☆駐車場から管理棟までは徒歩で7~8分かかります。
舗装道ではありませんので、歩きやすい靴でお越しください。

☆夕方は気温が下がりますので暖かい上着やひざ掛けをご持参ください。



※アクセスマップ
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おかざき自然体験の森
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岡崎市八ツ木町字池ノ上10番地
電話:0564-45-5544
休業日:月曜日
HP:http://www.sizentaiken.jp

・仁木バス停から徒歩20分
・伊勢湾岸自動車道「豊田東」インターチェンジより約5km


  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:36おかざき自然体験の森