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2013年09月28日

ホタル学校で環境教室!(城南小学校4年生)


平成25年9月27日(金)、ホタル学校に城南小学校4年生71人が来校し、環境教室を開催しました。鳥川のホタルを見に来たことがある子・ホタル学校に来たことがある子は10人ほどで、ほとんどの子が初めての訪れでした。


まずは恒例「ホタルクイズ」(7問)に挑戦します。「ホタル学校に来る前に、もちろんホタルのことについて少しは予習してきましたね!?」と聞くと、ちょっぴり気まずそうな表情でしたが、これはテストではありませんので、楽しく取り組みながらホタルのことを知っていってもらいたいと思います。

大型テレビに正解が映し出されるたびに大きな歓声が上がります。正解した子も、間違えてしまった子も、「なぜ?」「どうして?」ということを、しっかり理解して覚えてくれるとうれしいです!


さてお次は、ホタル学校の展示室を巡って穴あき問題を探す「ホタルのワークシート」にチャレンジです。1階の「ホタルの里」と、2階の「ホタル教室1」の展示のどこかに答えがあります。グループで協力しながら、制限時間内に答えを見つけ出しましょう!


さすがは4年生!ホタルに関する展示をしっかり見ながら、次々に答えを見つけていきます。グループ内でお互いにフォローしながら取り組んでいました。


廊下に展示して紹介している絵本「ホタルの光る川」を読んでいる子がいました。聞くところによると、事前にこの本で鳥川の歴史を勉強してきたとのことで、とてもうれしく思いました。


ワークシートの答えを探す合間に、展示室のクイズにも挑戦していました。ホタルのこと、ホタルを取り巻く自然のことなど、どんどん覚えていってほしいですね!

タイムアップの笛の音で多目的ルームに集合し、大型テレビを使って答え合わせと解説をしていきます。全員、制限時間内に見事答えを探し出して全問正解でした。これでまた一つ、「ホタル博士」に近づきましたね。


午前中最後のプログラムは「フィールドビンゴ」です。色々な自然について書かれた16マスのビンゴカードを使って、ホタルが生息している鳥川の自然を観察し、自然を見る目を養います。


この日は原っぱに色んな「カエル」がたくさんいました!ツチガエル・トノサマガエル・アマガエルなど、少し歩くだけでピョンピョン飛び跳ねます。小さい子供のコオロギやバッタ、数種類のチョウやトンボなど、色んな生き物もいました。

「捕まえてもいい?」みんなウズウズしていましたが、それは午後からのお楽しみ!今は、色んな視点で自然を探していきましょう。


教室に戻って、みんながどんな自然を見つけたか聞いていきます。限られた時間の中だったので全部は見つけられませんでしたが、色んな見方で自然を探していくことの楽しさに気づいてもらえたようです。ビンゴカードを使って、今度は自宅や城南小学校の周辺でもチャレンジしてみると、色んな発見があると思いますよ!

お昼休みに入る前に、簡単にできる水質検査(CODパックテスト)を行いました。検体は城南小学校の近くを流れる「占部(うらべ)川」の水、「鳥川」の水、水道水、醤油を垂らした水の4種類です。ゲンジボタルの生息に欠かせない水。鳥川の水質は?はたまた占部川の水質は?みんな興味津々です。


結果は上のとおりです。水道の水は当然きれいです。次にきれいなのは鳥川の水で、占部川は中間の数値でした。醤油をほんの少し垂らした水は、一気に水色に変色し、汚れの度合いがよくわかりました。

この実験を通して、子供たちは「川を汚さないようにしよう!」と感じてくれたようです。


さて、待ちに待った『お弁当』タイムです!みんな美味しそうなお弁当ばかりでうらやましいっ!


先生も一緒にハイチーズ!


みんなとにかく明るくて元気いっぱい!おかずは貰えませんでした…が(涙)、みんなから、たくさんの元気をもらいました☆


さぁお待ちかね!午後は「川の生き物探し」です。捕獲網とアクアスコープを持って川に入ります。「うわぁ冷たいっ!」最初はみんな恐る恐るでした。でも夢中で生き物を捕まえていたら、水の冷たさはどこかに吹き飛んでいったようです。


こういうところでの男子パワーはすごいですね!すでにお尻まで水の中に浸っていますが、生き物を探す集中力はすごいです。(狩猟民族としての血が騒ぐ!?)


ちょうど土手に「彼岸花」が咲き乱れていて、秋の訪れを感じます。(校長先生も『幻想的な風景ですね』と感動されておられました)でも、その向こうの子供たちは、まだまだ「夏!」と言わんばかりに、初めての川体験に興奮気味です。


先生が秘密兵器「魚類捕獲器」を持って来られ、中にエサを入れて深みに沈めたところ、大きな「カワムツ」がたくさん入りました。みんなはもうその様子に釘付けです。


女子パワーもすごい!あれだけ最初「冷た~い!」と言っていましたが、気づけば全身ずぶ濡れ!アクアスコープでのぞく川の世界に引き込まれてしまっていました。


ここに写っているのはごくごく一部で、みんな一生懸命にたくさんの生き物を捕獲し、観察しました。カワニナ、サワガニ、マドジョウ、カワムツ、カワヨシノボリ、色々なトンボのヤゴ、カエルなど、初めて見る生き物も多く、自然に興味が沸いた瞬間でもありました。


アズマヒキガエルもびっくり!するほど大きな「トノサマガエル」を発見!とにかくデカい!左にいる小さいトノサマガエルが別の種類ではないか???と思うくらいの大きさで、どうやらお腹いっぱいに食事をした後のようで、迫力満点でした。(※「ダルマガエル」ではありませんでした)


今日は一日がかりで環境教室を行い、色んな体験をしました。そして、鳥川の自然の豊かさを実感すると共に、自分たちの住む地域の自然にも目を向け、身近な自然を大切に感じてもらえるよう伝えました。自然を守るのは、大人だけの役割ではなく、他人でもなく、「自分」であることを理解し、これからの生活に活かしていってもらえればと思います。

またぜひ、ホタル学校に遊びに来てくださいね!



撮影日  平成25年9月27日(金)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 23:34鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2013年09月28日

「森の自然観察会」を開催しました!


平成25年9月26日(木)、おかざき自然体験の森で「西三河自然観察会」(市民活動団体)主催による「森の自然観察会 ~秋の生き物~」を開催しました。管理棟前の「自然観察会」の旗を目印に参加者が集合します。昆虫・植物などに詳しい3名の講師の方に、秋に見られる生き物について散策しながら解説していただきます。とても楽しみです。


自然観察会が始まるのを待っている間に、参加者のお一人が、管理棟前の水鉢の上を「ジャコウアゲハ」の終齢(5齢)幼虫がはっているのを見つけました。講師から「食草のウマノスズクサから離れてきたので、蛹(さなぎ)になる場所を探しているんですね」と教えていただきました。


周りを探していると、もう一匹幼虫を見つけました。しかし、「ジャコウアゲハ」の蛹はみつかりませんでした。この時期、もう「ジャコウアゲハ」の成虫はいません。講師が図鑑を使って「ジャコウアゲハ」の雌雄の見分け方など説明してくださいました。

さぁ、時間になりました。いよいよ自然観察会の始まりです。


体験の森の入口あたりの西斜面から「リー、リ、リ、リ。リー、リ、リ、リ。」と虫の鳴き声がします。「モリオカメコオロギ」の鳴き声です。虫の声を聞くと、着実に『秋』が訪れているなぁと感じる瞬間です。


虫取り網で「アカトンボ」を捕まえました。講師に何という名のアカトンボか尋ねます。


講師は、図鑑を広げて「アカトンボ」の名前を探しました。このトンボは「アカトンボ」の仲間ではありますが、正式な名前まで特定はできませんでした。トンボは種類がとても多く、名前を特定するのが難しいことを知り、昆虫の世界の奥深さを垣間見ました。

観察したら「アカトンボ」は逃がします。「持ち込まない・持ち出さない」が、体験の森のルールです。

そして、ビオトープでは、「キチョウ」と「キチョウ」の食草の「クサネム」を観察したり、「アミガサハゴロモ」を観察したりしました。


食草園では、ウマノスズクサのアーチの竹に10個近い「ジャコウアゲハ」の蛹を見つけました。いくつかの蛹は、他の生き物に食べられていて、生き残りの厳しさ感じました。残った蛹が無事に春を迎え、「ジャコウアゲハ」の成虫が優雅に空を舞う姿が見られることを願います!


調整池の法面には「ヒガンバナ」が満開で、秋の訪れを教えてくれます。「ヒガンバナ」は、種子では増えません。人間の手によって球根を植えることで増えます。「ヒガンバナ」の咲く体験の森は、人の手の入った里山であった証拠です。(ヒガンバナは有毒植物で、特に球根は、毒が強いので食べてはいけません。)


炭焼小屋に向かう途中の山の斜面で「トックリバチ」の巣を見つけたり、Cコースに入ると「クサヒバリ」(コオロギの仲間)の「フィリリリリ・・・」と鳴く声を聞くことができたりしました。また、「センチコガネ」という、なかなかめずらしいコガネムシの仲間を見つけました。この「センチ」とは、「雪隠(せっちん)」(トイレのこと)からきた言葉で、「センチコガネ」が糞を食べるからこの名がついたようです。

写真は、Cコースで「ホタルガ」という蛾をルーペ(虫めがね)で観察する様子です。


Cコースを途中で降りて、管理道を下っていくと赤い実をつけた「コバノガマズミ」を所々で見かけます。春には白い小さな花が房状に集まって人の目を楽しませてくれます。そして、秋には、この赤い実をついばみに小鳥たちがやってきます。


管理道を下りて、Eコースの入り口前で解散の挨拶をしました。ブログでは全て紹介しきれませんが、沢山の生き物について知識と理解を深めることができたひとときです。秋風の爽やかな中、2時半の有意義な「森の自然観察会」でした。

「森の自然観察会」は、毎月第4木曜日の9時30分~12時に行っております。
ぜひ「おかざき自然体験の森」で、様々な生命が輝く里山の自然と触れ合ってみてください。



撮影日  平成25年9月26日(木)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 00:05おかざき自然体験の森

2013年09月26日

ホタル学校で環境教室!(豊富小学校5年生)


平成25年9月25日(水)、ホタル学校のある鳥川町を含む地元「豊富小学校」の5年生40人がホタル学校に来校し、環境教室を実施しました。

「ホタル学校のある鳥川でホタルを見たことがある人?」と聞くと、4割ほどの子が手をあげましたが、それ以外の子たちは初めて鳥川に来たようです。


まず最初は「ホタルクイズ」(7問)に挑戦しながら緊張をほぐしていきます。豊富小学校周辺でも、かなりの数のゲンジボタルが見られるので、みんなホタルのことはけっこう知っているようです。

大型テレビに答えを写し出し、解説を加えていきます。マルペケで答えるのは簡単ですが、「なぜ?」「どうして?」となると「う~ん…」と考えてしまいます。少しずつ、身近で馴染のある「ホタル」について理解を深めていきましょう!


次のプログラムは「水の言葉」です。ゲンジボタルの幼虫は川(水)の中で過ごします。水がなければ生きられません。私たち人間や植物も同じです。みんなには「水」に関する言葉を色んな観点から考えてもらい、水の言葉カードを模造紙に貼り付け、関係がある言葉を線でつなげていきます。

ある子が「水」と聞いて「プランクトン」と答えてくれました。さすがですね!プランクトンは海にも川にも生息しています。このように水の言葉を考え、一つずつつなげていきます。慣れてくるとどんどん言葉がつながっていきます。


グループごとに発表します。「どんな言葉を中心に考えていったか?」「難しかったところは?」「気付いたことは?」などを発表してもらいます。「ホタルを中心に考えていった」、「空→雨→山→川→海といった流れでつなげた」、「人間の生活を中心に考えてみた」など、グループごとにアプローチは様々です。

このように、自然は「つながり」で考え、覚えていくことが大切だと思います。つながりがあることで、一つの自然(例えばホタル)でも大切に感じれば、他の多くの自然を大切にすることにつながっていくのだと気付けるでしょう!


さてお次は…何やら男の子が大きな紙の上で寝転がっています。他のお友達が体の輪郭を描いていますねぇ。お題は「人間の体の水分量はどれくらいでしょう?」です。すぐに「70%!」と声があがりました。そのとおり!では、その70%を紙に描いて表現してみてください。

プログラム名は「アクアボディ」です。

グループ内で誰がモデルになるか、どんな態勢で描くかなど、この時点で大盛り上がりです。体の輪郭が描けたら、水分量70%をわかりやすく描いていきます。言葉で言うのと、紙に描くのとでは訳が違います。「体の中の水ってどこにある?」「脳にもあるんじゃない?」色々と考えをめぐらせます。


これはパワーポイントの説明画像ですが、簡単に描いてしまうとこうなります!が、実際には体のいたる所に水は存在しています。どのグループもユニークな態勢の絵で、わかりやすく70%の水分量が表現されていました。

※体の水分の約67%は細胞中に、約25%は細胞と細胞の間に、そして血液中に8%含まれています。

また、イヌやネコ、野菜や果物、ピザやアイスクリームの水分量も確認していきました。普段、あまり意識はしませんが、私たちの身の回りには、実にたくさんの「水」が存在していることがわかりましたね。


最後のプログラムは「塵(ちり)もつもれば」です。各グループに川岸の絵が描かれた用紙が配られました。その土地はみんなが自由に使うことができる広~い土地です。そして各グループに「100億円」もの大金が贈られ、このお金を使って川岸の土地にみんなが「欲しい!」と思うものを建設していきます。

高級リゾートホテル、高級マンション、遊園地、大型ショッピングモール、オリンピック競技場、飛行場などなど、夢は膨らむばかりです。


最後に、8グループの土地利用図を集め、並べます。すると真ん中に「川」があることに気付きます。そしてみんなが建設した魅力的な施設から、どれくらい「ゴミ」が出るかを考えます。この時点で「ハッ!」としました。

施設の建設に夢中になるあまり、川など周辺の自然に対する配慮を忘れてしまっていました…。


各グループの土地から出るゴミを「おはじき」で表現し、絵の上に置いて、順に下流へ流していきます。競技場やスタジアムなど、たくさんの人が集う施設からはかなりの量のゴミが出そうですね。そうでない所でも、同じようにゴミは出ます。おはじきの量はどんどん増え、下流へ流れていきます。ゴミは途中で回収されず、消えてなくなってしまうことはないのです。

「もしこれがみんなの住む地域にある『男川』だったら?」みんなの顔が一瞬曇りました。楽しく、快適な生活を望むあまり、自然への配慮が足りないまちづくり(自分の生活も同じ)では、ゴミは溢れ、自然は汚され、取り返しのつかないことになってしまいますね。

「塵も積もれば山となる」 この言葉から教えられることはたくさんあります。生き物を大切にする、水を大切にする、自分の住む街を大切にする。環境を良くしていく取り組みは今日からでもできるのです。これからは、ほんの少しでもいいので「自然(環境)」を意識して生活していきましょう。またぜひホタル学校に遊びに来てくださいね!



撮影日  平成25年9月25日(水)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 14:05鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2013年09月24日

木の枝に擬態する「ナナフシ」を発見!

平成25年9月22日(日)、おかざき自然体験の森の管理棟入口前の「綿」の枝に、「ナナフシ」が枝に擬態(カモフラージュ)していました。


↑ 大八車の前に3つ置かれた「綿」の木
ナナフシが留っていたのは向かって一番左(赤い矢印)


ナナフシは、綿の枝にそっくりの細長い体で、枯れ枝の茶色と見分けのつかない色です。そのうえ、じっとしていて全く動きません。これでは、ナナフシを見つけるのは容易ではありませんね。

※皆さんはどこに「ナナフシ」がいるかわかりますか?


ナナフシには気の毒ですが、綿の木をゆすってやりました。するとびっくりして動き出しました。動いてしまうとナナフシの姿は丸見えです。こんな時は、ナナフシは鳥や生き物に襲われやすいのでしょう。

ナナフシは、日当りの良い雑木林や、林縁の葉上、下草上で見られ、サクラ・カシ・コナラなど、様々な植物の葉を食べて生きています。あまりにも植物の枝にそっくりなので目に留まりにくいですが、身近に多く生息している昆虫です。


あまりにも枝っぽいので、わかりやすく黄色の点線で囲ってみました。見れば見るほど不思議な生き物ですね!来園された方々も、絶妙にカモフラージュしている「ナナフシ」の姿を興味深く観察して行かれました。


日中の残暑はまだまだ厳しいですが、お彼岸ともなり、朝夕は過ごしやすくなりました。体験の森も少しずつ秋の気配を感じられるようになって来ました。ぜひ、秋の気配を探しながらの散策してはいかがですか!



撮影日  平成25年9月22日(日)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:49おかざき自然体験の森

2013年09月24日

体験プログラム「秋の草木染め」を実施しました!

平成25年9月20日(金)、おかざき自然体験の森で「森の素材屋」(市民活動団体)による「秋の草木染め体験」を行いました。(会場は工作棟)


まず、講師から染色液の材料の植物について説明を受けながら「アイタデ」の葉を一口食べてみました。するとけっこう辛い!「タデ」と言うだけに「タデ食う虫も好き好き」に納得!


そして、体験の森の園内を歩いて「コブナクサ」「アイタデ」「シイ」「タブ」などの染色液を作る材料の植物を採集しました。(写真はビオトープで「コブナクサ」を採集している様子)


最初は「アイタデの生葉染め」を行いました。まず、アイタデと水をミキサーに入れてすりつぶし、布袋でこします。


次に、染めたい布を染色液に浸します。この時、手が染まらないよう必ずゴム手袋をして作業をします。


染色液に浸した後、空気にさらして発色を進めさせます。この、染色液に浸して空気にさらす作業を数回繰り返します。そして、オキシフル液に浸して色を定着させます。この後、水洗いをして乾燥させれば、淡いグリーンの「アイタデの生葉染め」の完成です。


次は、「コブナクサ」「アイタデ」「シイ」の材料を細かく刻んで水と混ぜ、ホーロー鍋でそれぞれ煮詰めます。そして煮詰めた液をこして染色液を作ります。


染色液を煮だしている間に、布を糸や輪ゴムを使って「しぼり」を作ります。染め上がりを想像しながらの「しぼり」の作業は、時を忘れて没頭してしまいます。


いよいよ染めの作業です。「コブナクサ」「アイタデ」「シイ」3種類のうち、気に入った染色液のいずれか一つを選びます。染色液につけたら、染めがムラにならないように棒で押します。


染めの作業は大詰めで、次は媒染液につけていきます。気に入った色になるまで、もんだりゆすったりしてします。「コブナクサ」は、鮮やかな黄色に発色して「黄八丈」に、「シイ」は、鉄触媒を使って黒色に染まり「黒八丈」、「タブ」は、灰汁で「鳶八丈」になります。


最後に、洗って干せば「秋の草木染め」の完成です。黄・緑・茶・黒に染まった布地に、思い思いのしぼりの柄を染め抜いた世界で一つだけの「私の染物」ができました。


植物の魅力を再発見することができる体験プログラムで、「この次はどんな植物で染めてみようかな!」と期待が膨らみますね。これら「森の素材屋」のプログラムは、毎月第3金曜日に行っていますので、ぜひたくさんの方に参加していただきたいと思います!

皆さん、暑い中本当にお疲れ様でした!


撮影日  平成25年9月20日(金)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:47おかざき自然体験の森

2013年09月20日

わんParkから「どんぐり予報」をお知らせします!


みなさんこんにちは!

わんParkの今年の紅葉一番乗りは、芝生広場のケヤキさん。
わんParkでは、秋がどんどんと近づいています。


ということで、秋直前!「どんぐり予報」を出しま~す。
「コナラ」は去年不作でした…が、今年は平作~豊作でしょう。


アベマキ・クヌギは去年に続き不作予想です…。
アベマキは少々実っているようなんですが、樹高が高いのでなんとも言えません…。


アラカシ・シラカシは平作予想です。
実ってはいるのですが、豊作だった去年よりも少ないようです。


最後はクリ。クリは豊作予想です!
しかし、今年はサルの出没が続いており、いつまで持つものかヒヤヒヤです。

まだまだ青いドングリたちですが、茶色く色づくのは10月に入ってからでしょう。
わんParkより『どんぐり予報』のお時間でした。



撮影日  平成25年9月20日(金)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)にて
投稿者  なりきよ


ふたば でっかい原っぱで遊ぼう! ふたば 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)


★わんParkホームページ★
http://www.morinoeki.jp/wanpark01.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 18:43わんPark(こども自然遊びの森)

2013年09月20日

ホタル学校で環境教室!(美合小学校4年生)


平成25年9月19日(木)、気持ちの良い天気に恵まれ、美合(みあい)小学校4年生47人がホタル学校に来校し、環境教室を開催しました。

まずはじめに、緊張をほぐしつつホタルについて楽しく学んでもらうため「ホタルクイズ」(7問)にチャレンジします。ホタル保護活動が盛んな小学校ということもあって、たくさんの子供たちが全問正解しました。さすがです!


トイレ休憩のあとは、展示物の中から答えを探していく「ワークシート」にチャレンジします。ここからはグループワークとし、グループで協力して答えを探し出していきます。文章の一部が穴あきになっているので、その文章がどこに書かれているかを探し当てて答えを埋めていきます。(写真は1階展示室「ホタルの里」)


2階の展示室「ホタル教室1」の様子です。この展示室では、ホタルの発光の不思議や、謎に包まれたホタルの生態についてなど、詳しく解説がされています。

「どこに書いてあるのかなぁ?」みんな一生懸命探します。「答えあったよ~!」という誰かの声が聞こえると、みんな集まってきます。2階の答え(3つ)が書けたら、次は1階の展示室「ホタルの里」へ急ぎましょう!

すべて答えが書けたら多目的ルームに集合して答え合わせです。大型テレビに答えの文章が映し出され、全員が全問正解でした!答えと一緒に、一つずつ解説用の画像も映し出し、みんな真剣にお話を聞いてくれました。


さてさて、今日はとても天気が良いし涼しいので、屋外で最後のプログラム「フィールドビンゴ」を行いました。ビンゴカードを片手に、ホタルを取り巻く自然についてカードに書かれた項目にそって一つずつ楽しみながら自然を観察していきます。

「ちくちくするもの」「動物のおとしもの」「水のなかの生きもの」「花」「チョウ」などなど16個あり、見つけたものの名前や特徴を書き込んでいきます。


このプログラムもグループワークです。自分だけ見つけてよし!ではなく、グループ全員が確認したら丸を付けます。どのグループが一番たくさんビンゴできるかな?


草木が生えているところばかりでなく、ホタルが生息している川ものぞいてみます。太陽の光で水面はキラキラし、魚が元気よく泳いでいます。川を行ったり来たりするトンボもいます。少し見方を変えるだけで、色んな自然が目に飛び込んできますね。


時間の関係もあって16個全部を見つけることはできませんでしたが、みんなは色んな自然をどんどん見つけていきます。そして見つけたものを記録していき、マスが埋まっていくと、さらに意欲が増していきます。

最後は教室に戻って見つけたものを聞いていきました。「トノサマガエルを見つけた!」「ハートの形をした石を見つけた!」「鹿のフンがあった!」などなど、たくさんの子が手を挙げて教えてくれました。今日見つけられなかった項目は、ぜひ学校や家に帰ってから続きをしてみてください!

これからも、ホタルというとても小さな生き物を大切にしながら、ホタルが棲む環境を知り、守り、身近な自然を大切に感じてもらえるとうれしいですね。



[鳥川とゆかりのある美合小学校]

美合小学校のある美合地区は、昭和21年にホタルの保護を目的に「生田(しょうだ)蛍保存会」が設立され、美合小学校も昭和30年代前半からホタルの保護やカワニナの養殖活動が始まり、現在でも地域と小学校が協力してホタルの保護活動が続けられています。

昔、鳥川の環境悪化でホタルが激減した際には、美合小学校で飼育していたゲンジボタルの幼虫をたくさんもらい受け、その甲斐あって徐々にホタルも増えて、今のような素晴らしいホタルの里としてよみがえりました。そのような歴史もあって、美合と鳥川はたいへんゆかりのある間柄です。4年生のみんなは「初めて知った!」とのことで、鳥川を身近に感じてくれたことと思います。



撮影日  平成25年9月19日(木)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:31鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2013年09月10日

ホタルのフォトコンテスト入賞作品が決定!

ホタルは昔から、豊かな里山環境の象徴として、多くの人に親しまれ、守られてきました。ホタルの舞う風景(自然環境)を後世へ伝えるため、ホタルを題材とした写真作品を募集したところ、30作品もの応募をいただき、厳正なる審査の結果、以下5点の入賞作品が決定しましたのでご紹介させていただきます。

◆テーマ :ホタルの光・ホタルと人との共生
◆撮影期間:平成25年5月1日~7月31日
◆撮影場所:ホタル学校のある「鳥川ホタルの里」や、岡崎市内のホタル生息地

※画像の無断複写・転用等は禁止です。


[賞名] 推薦
[氏名] 千葉 一浩 様
[題名] ハートに踊ってラブコール
[場所] 鳥川ホタルの里E地点
[講評] 川の奥行きがしっかり捉えられており、流れに沿ってホタルが乱舞している様子がはっきりとわかります。ハートの形に写ったホタルの光も絶妙で、鳥川のホタルを象徴する作品と言えます。



[賞名] 特選
[氏名] 谷川 智洋 様
[題名] クルマが来るぞ~!
[場所] 鳥川ホタルの里E地点
[講評] 川、田、人の営みと、ホタルがバランスよく捉えられており、人とホタルとの共生の様子が伺い知れます。また、ゲンジボタルが川の流れに沿って飛び交っている様子もわかりやすく、美しい川面が乱舞するホタルを引き立てています。



[賞名] 入選
[氏名] 浅岡 謙治 様
[題名] ホタルの舞い
[場所] 鳥川ホタルの里
[講評] ホタルが力強く舞う光の軌跡が捉えられ、ホタルの生命力を感じます。また、ホタルの光によって奥行きも感じられ、ススキの穂も入れてあり、全体の構図がきれいです。堰から流れ落ちる水の流れも幻想的で動きを感じます。



[賞名] 入選
[氏名] 篠田 光雄 様
[題名] 乱舞
[場所] 鳥川ホタルの里
[講評] 長い時間をかけて、手前のホタルも遠くのホタルも、それぞれの光がしっかりと捉えられ、ホタルで賑わう6月の鳥川ホタルの里を彷彿とさせる豪華な作品です。



[賞名] 入選
[氏名] 山本 まり子 様
[題名] ホタル舞う夜に
[場所] 鳥川ホタルの里
[講評] 中央にある一本のホタルの光線が力強く見事です。川の流れや森の木々の様子などもしっかりと捉えられており、 全体的に安定した構図で、思い描かれたイメージがとても良い作品です。


入賞された皆様、誠におめでとうございます。また、ご応募いただきました皆様、本当にありがとうございました。これからもぜひホタルを撮影し続けていただけると幸いです。

なお、ご応募いただきました全作品は、下記の日程でホタル学校に展示させていただきますので、ぜひお越しのうえご覧ください。

※ホタル学校のホームページでもご紹介しております。(もう少し大きな画像でご覧いただけます)
http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/2013photocon.html
(画像の無断複写・転用等は禁止)


展示期間 平成25年9月7日(土)~10月27日(日)
展示場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:27鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2013年09月09日

「わらぞうり作り体験」を開催しました!

平成25年9月7日(土)、おかざき自然体験の森で「わらぞうり作り体験」プログラムを実施しました。「わらじ会」のお二人の講師が、懇切丁寧に指導してくださいます。

「わらぞうり」を作る前に皆さんに質問です!
Q…わらぞうりは主に何から作るのでしょうか?
A…稲わら!その通り。おかざき自然体験の森で「もち米」を収穫したあとの「稲わら」を活用します。

私たち日本人の主食「お米」。私たちの口に入る米粒以外(穂・もみ殻・米ぬか)でも捨てるところがない、素晴らしい植物です。昔の人たちは、この最も身近な「お米」を生活の中に幅広く取り入れる知恵を持っていたのですね。


これは、管理棟前に置いてある昔の「縄ない機」です。稲わらを木づちで打って、わらの芯の部分を取り出します。わらの芯の部分をこの機械でなっていくと「荒縄」ができます。足踏み式ですので上手に木のペダルを踏まないとうまく「荒縄」ができません。


これが、縄ない機でなった「荒縄」です。「わらぞうり」片足分を作るのに、この荒縄を4mほど使います。けっこうな長さを使うんですね。


「わらぞうり作り台」の爪に「荒縄」を4本かけて、わらぞうりのおおよその形を作っていきます。


次に、稲わらの芯の部分にスプレーで水をかけて、わらを軟らかくして、編む準備をします。


3・4本のわらを、中から外へ巻きながら編む部分を移動していきます。


荒縄の間にわらを何度も往復しながら編んでいきます。皆さん、慣れてくると作業スピードもアップします。


親子で「わらぞうり作り体験」に参加されたご家族もありました。女の子にはちょっと難しいかな?お父さんの膝の上で、わらぞうりが編めていく様子を不思議そうに見ていました。


参加してくださった皆さん、和気あいあいとお話も進みますが、手は着々とわらを編み進めています。


ここまで2時間弱。鼻緒をつければ「わらぞうり」の完成が間近です。


あとは余分なわらなどを切り取れば、立派な「わらぞうり」の完成です。皆さんお疲れ様でした!


「わらじ会」の「わらぞうり作り体験」のプログラムは、毎月第1土曜日の10時~12時です。同じく「竹ぼうき作り体験」は、毎月第3木曜日の10時~12時です。ぜひ参加されてはいかかですか!



撮影日  平成25年9月7日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 11:20おかざき自然体験の森

2013年09月07日

森の総合駅イベント「ミニすだれ作り」のご紹介


岡崎市樫山(かしやま)町にある「森の総合駅」で、現在、「ミニすだれ作り」体験イベントを開催しています。


「セイタカアワダチソウ」の茎を乾燥させ、等間隔に切りそろえ、麻ひもで結んでいくと、約1時間ほどで素敵な「ミニすだれ」が出来上がります。


制作に必要な材料は、セイタカアワダチソウの他に、上下に飾る「すす竹」、麻ひもの三つです。


↑説明書

麻ひもを結んでいくのに少しコツがいりますが、スタッフが丁寧にお教えしますので、わからないことがあったら何でも聞いてくださいね。


ミニすだれは「色紙掛け」にしてもいいですし、お気に入りの写真、ポストカード、可愛い小物などを飾ってもOKです!自然素材ですので、ご自宅の玄関やトイレなど、ちょっとしたスペースに飾れば、味わいのある空間に早変わりしますよ。

開催期間は9月29日(日)までですが、材料に限りがありますので、なくなり次第終了となります。
(すべて無料です!)

体験時間は午前10時から午後3時までの間です。ご希望の方は、森の総合駅のスタッフにお気軽にお声掛けください。みなさんのご来場をお待ちしております。


◆開催期間:平成25年9月1日(日)~9月29日(日) ※材料がなくなり次第終了となります。
◆体験時間:午前10時~午後3時 ※お一人様一点のみとさせていただきます。
◆会場:森の総合駅(岡崎市樫山町字山ノ神10-1/月曜定休)
◆TEL:0564-82-2511


ふたば 行こう!水とみどりの森の駅! ふたば
http://www.morinoeki.jp/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 17:21森の総合駅

2013年09月05日

「水とみどりの講演会」のご案内


皆さんこんにちは。自然共生課と、森林づくりに関わる人材育成事業を行っている「岡崎きこり塾」との共催により、「水とみどりの講演会」を開催いたします。

※講演会チラシはこちらをクリック↓
http://www.morinoeki.jp/download/kikorizyuku_h25kouenkai_3.pdf

講師の蔵治(くらじ)先生

森林生産物の経済価値が低下し、森に人が入らなくなって久しくなります。この間に、森林は人工林のみならず天然生林もその質を大きく変えました。このままでは、人が森林に期待している多くの「恵み」の幾つかは幻となるかもしれません。

森と水の科学的知見を主体に現在の森林の状況を捉え、また、各地で行われている様々な取り組みも踏まえ、これからの望ましい森と人との付き合い方を、科学者の立場で提案します。

ぜひ多くの方にご参加いただき、ご一緒に考えていただけると幸いです。


お問合せ・お申込みは「森の総合駅」へ (月曜定休/8:30~17:15)
TEL:0564-82-2511
FAX:0564-82-2951
〒444-3622 岡崎市樫山町字山ノ神10-1
ホームページ:http://www.morinoeki.jp



[講師]
蔵治(くらじ) 光一郎 氏
東京大学大学院 農学生命科学研究科 附属演習林 生態水文学研究所所長

[テーマ]
これからの森と人とのつき合い方

[略歴]
1965 年 生まれ
1996 年 東京大学大学院 農学生命科学研究科 森林科学専攻 博士課程修了 博士(農学)

[専門]
森林水文学、森・水と人間との関係
矢作川森の研究者グループ共同代表として「矢作川森の健康診断」運営に携わるなど、現場の課題解決に総合的な視点から取り組む市民活動実践者でもある。

[著書]
『「森と水」の関係を解き明かす』(全国林業改良普及協会)
『森の「恵み」は幻想か ― 科学者が考える森と人の関係 ― 』((株) 化学同人)など、多数



◆ 「岡崎きこり塾」について ◆
森林整備にかかわる人材育成を目的とし、市内で森林に関する活動を行っている各団体(※)の代表者で構成されたボランティア団体です。本講座修了後、継続して活動することを希望される方は、上記各団体をご紹介しますので、お気軽にお問い合わせください。(※ 額田林業クラブ、おかざき自然体験の森・きこりの会、おおだの森保護事業者会(山留舞会)、おかざき自然体験の森・炭焼きの会、額田炭焼の会、水守森支援隊)


※岡崎きこり塾では、里山林の整備講座や人工林の間伐講座なども開催します。
詳しくはこちら↓をご覧ください。
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e239681.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:14森の総合駅

2013年09月03日

ホタル学校「壁画」制作秘話

みなさんこんにちは! まだまだ暑い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。



さて、みなさんは「岡崎市ホタル学校」が、以前は「鳥川(とっかわ)小学校」であったことはご存知かと思いますが、その鳥川小学校を舞台に描かれたノンフィクション絵本「ホタルの光る川」が発刊されていることをご存知でしょうか?

※ 上記画像は絵本の表紙(作・絵:関口シュン/佼成出版社より出版/定価1,470円)
※ 画像の複写・転載等は禁止です。


鳥川小学校のホタル保護活動は全国的にも有名で、昭和53年の「鳥川川の生き物調べ」をきっかけにホタル保護活動がスタートし、30年以上の長きに渡って活動が続けられてきました。

平成20年度には「こどもホタレンジャー」で環境大臣賞を受賞し、ホタル保護活動を核とした環境教育の集大成ともいえる功績を得ました。

平成22年3月末で小学校は閉校となってしまいましたが、その精神と活動は「ホタル学校」に引き継がれ、ホタルを通じて自然との共生を学ぶ学校としてよみがえったのです!


時はさかのぼり平成23年度、いよいよホタル学校の整備が始まりました。元々は小学校であったため、また、鳥川小学校に通っていた子供たちは「豊富(とよとみ)小学校」に通うことになったこともあり、ぜひ地元の小学生にもホタル学校の整備に携わってほしい!と思い、当時の6年生に話しを持ち掛け、「豊富小学校参画プロジェクト」がスタートしました。

プロジェクトの一つとして提案されたのが「壁画」の制作です。校門をくぐって真正面に手洗い場があり、その壁に絵本「ホタルの光る川」の表紙絵とメッセージを描くことで、ホタル学校に来られる沢山の方をお出迎えしようと企画・実行されました。


鳥川小学校に6年間在職された竹内謙作先生(閉校後は豊富小学校に勤務)が、壁画の下地を描いてくださり、そのあとに6年生全員で色付けをしていきました。ず~っと残るものなので、みんな楽しみながらも真剣に取り組んでくれました。


順番に交代しながら、みんなで協力して描いていきます。
さすがは6年生!とてもきれいに仕上げてくれます。


完成しました!最後は全員で記念撮影です。みんなほんとにいい笑顔でした!お疲れ様でした。

※ 卒業しても、大人になっても、ぜひまたホタル学校に遊びに来てくださいね!
(色が落ちて補修の時期が来たら召集するかも!?)


平成24年4月にホタル学校がオープンして、たくさんの方がホタル学校を訪れてくれています。校門をくぐってまず目に飛び込んでくるのがこの壁画です。

「ようこそ岡崎市ホタル学校へ 自然との共生をホタルから学ぶ学校」の言葉には、長い期間、ホタルを通して自然を見つめ、守り続けてきた子供たちと住民みなさんの想いと願いが詰まっています。ぜひ、これらのメッセージを多くの方に受け取っていただきたいと願っています。

岡崎は「ホタルのまち」。
この素晴らしい自然環境を未来の人たちに、しっかりと引き継いでいきたいと思います。



撮影日  平成24年2月22日(水)
撮影場所 旧鳥川小学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:26鳥川ホタルの里(ホタル学校)