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2012年08月26日

ホタル学校「ホタルの里でネイチャーゲーム」を開催しました!

皆さん、「ネイチャーゲーム」ってご存知ですか?1979年、アメリカのナチュラリスト「ジョセフ・コーネル」氏によって発表された自然体験プログラムで、様々な感覚を使い、自然の不思議や仕組みを学びながら、「自然と自分は一体であることに」気づくことを目的に開発されたプログラムで、今では100を超えるアクティビティが紹介され、少しずつ新しいアクティビティも開発されています。今回は、ネイチャーゲームを始めとした各種の環境教育プログラムを組み合わせながら、長年、小学校や市内各地で活動されているNPO法人「ワンダー・エコ・プロジェクト」の皆さんを講師にお招きし、イベントを開催しました。


最初に「ハルさん」が「ノーズ」というアクティビティをしてくれました。参加者皆さん、最初はちょっと緊張気味なので、その緊張をほぐしつつ進めていきます。ハルさんがある生き物のヒントを一つずつ出していきます。わかった人は答えを口に出さず、人差し指を鼻に押し当てます。6個ほどヒントが出るとほとんどの人が鼻に指を置いていて、最後に全員で答えを言います。知っているようであまり知らない生き物の生態をちょっと覚えながら進めていきます。正解した子供たちは実に得意げです!



次は、外でのアクティビティです。草むらに隠された人工物を探す「カモフラージュ」。約10mの距離にいくつ隠されているかはわかりません。自分の「目」だけを頼りにゆっくり探します。教え合っこはなしです。心の中で数えた数を「あねご」に伝えます。さぁ全部見つけられるかな?



カモフラージュは2回までチャレンジできます。最後に一つずつ草むらから人工物を取り出しながら確認をし、この中で見つけやすかったものと、難しかったものを分けます。色がカラフルだったり、大きなものは見つけやすかったですね。対して自然と同じような色(緑や茶色など)のものは見つけにくかったですね。生き物は「擬態」という能力を駆使して自然と同化し、隠れたり、獲物を狙ったりします。よく知られているのが「ナナフシ」です。このような擬態する生き物を実際に探すのは苦労しますが、ぜひ一度探してみてください。



続いては「フィールド・ビンゴ」です。「ムシ君」からビンゴカードが配られました。そのカードのそれぞれのマスには、何やら自然に関することが色々と書かれています。これはビンゴカードを使った自然観察です。さぁみんなは時間内でいくつ見つけることができるでしょう!ムシ君の笛の合図とともに、みんな一斉に探し始めました。「フワフワしたもの」「動物の落し物」「Yの形をしたもの」などなど。みんなとても楽しそうに次から次へと見つけてはカードに記入していました。



時々ムシ君が「ここに不思議な生き物がいるぞ」「これは動物の落し物じゃないか」など、ヒントをくれます。子供たちは「見つけたー!」と大きな声でお父さん・お母さんに報告します。こうやって楽しみながら自然観察をすると、不思議と自然の見方が身についてくることと思います。多い子で3~4列ビンゴしていましたね。すごい!



最後はプロジェクト・ウェットという環境教育プログラムの中から「ハンプティ・ダンプティ」をやりました。きれいな風景や生き物など、たくさんの写真(A4サイズ)が用意され、自分の好きな写真を一枚選びます。そして、なぜそれを選んだかを発表し合い、もしそれが壊されるとしたら、どのような原因が考えられるかを話し合います。「地球温暖化」や「土地の開発」、「ゴミのポイ捨て」など色々な原因が出されました。実はこのアクティビティ、自分が選んだ写真をハサミで切って16ピースのパズルにし、復元するというもの!一度壊された自然を元に戻す大変さ・難しさを疑似体験します。たった16ピースだから簡単!?いえいえ、これがなかなか難しくて簡単には戻せません。完成したとしても継ぎ接ぎだらけ…。元通りにするには、元々の自然のことをよく理解していないと、とても難しいことがわかりました。

これからも、ぜひ身近な自然を大切にして、自然やその中で暮らす生き物のことも、もっと知ってほしいと思いました。参加してくださった皆さん、暑い中お疲れ様でした!


撮影日  平成24年8月25日(土)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 12:00鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2012年08月20日

そばの種まき





8月11日(土)に「そばの栽培プログラム」の第1回「そばの種まき」を行いました。畑には多くの石があり、30分ほど石拾いをして、その後、畝を立て、そばの種をまきました。種は、そばには珍しい赤い花の咲く高嶺ルビーという品種です。8月末には、赤いそばの花が咲くのが楽しみです。

撮  影  日  平成24年8月11日
撮 影 場 所  おかざき自然体験の森畑にて
投  稿  者  あだち

ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
 あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 09:00おかざき自然体験の森

2012年08月17日

「ホタル生息地バスツアー」を開催しました!

平成24年8月16日(木)、ホタル里親教室の一環として「ホタル生息地バスツアー」を開催しました。岡崎市は、美合学区から河合学区までの乙川(おとがわ)流域が「岡崎ゲンジボタル発生地」として、国の天然記念物に指定されているのをご存知でしょうか。実はこのホタル発生地としての天然記念物指定、今現在では全国で最も古い指定なのです(昭和10年に指定)。また、「鳥川ホタルの里(鳥川町)」を含む額田地域の「ゲンジボタル」は、市の天然記念物に指定されています。こういうわけで、岡崎市は「ホタルのまち」と言えますが、そのホタルはどんなところに生息しているのか、また、どのような保護活動が行われているのか、なかなか知る機会は少ないと思います。今回は、岡崎市内と、お隣の西尾市のホタル生息地をバスで巡り、ホタルに関する学習をしようとツアーが企画されました。


最初に向かったのが「岡崎市立美合(みあい)小学校」です。ここでは、昔からホタルの飼育や周辺河川のクリーン活動が続けられており、4年生では「マイボタル」といって、ゲンジボタルの幼虫を一人一匹飼育をしようと取り組んでいます。また、校内にはカワニナを育てる池もあり、地下水を引き込んで飼育に励んでいたり、ホタルの産卵小屋(写真)やホタルの成虫を観察できるビオトープもあります。昔から学区一帯のゲンジボタルを「生田蛍(しょうだぼたる)」と呼び、小学校、生田蛍保存会、そして地域の皆さんが大切にしており、毎年幼虫の放流も続けられています。


続いて訪れたのは「岡崎市立河合中学校」です。美合小学校同様、この学校にもゲンジボタルの飼育室や、カワニナの飼育池(写真)が設けられており、昭和40年代からずっとホタルの人工養殖や保護活動が続けられています。一言で「人工養殖」といっても、その道のりは険しく、なかなか思うようには飼育ができず、苦労の連続だったそうです。今では養殖技術も確立され、毎年春には地元の岡崎ゲンジボタル河合保存会の方々と一緒に、たくさんの幼虫を川に放流し、ホタルの成長を見守っているとのことでした。


三番目に訪れたのは鳥川町にある「ホタル学校」です。この施設は、平成22年3月末に閉校した「鳥川小学校」を改修した施設で、平成24年4月にオープンしました。今では「鳥川ホタルの里」として多くの人に知られ、6月には市内外からたくさんの方が観賞に訪れるスポットとして有名です。しかし、その背景には長年、地元の鳥川ホタル保存会と旧鳥川小学校の先生・児童たちによる熱心なホタル保護活動や、水環境の保全として周辺の森林整備などを地道に行ってきた実績があり、その賜物だと実感しました。ホタル学校名誉校長の古田先生から、ホタルについての講義を受け(写真)、しばしお昼休憩です。


お昼から向かった先は、西尾市にある「平原ゲンジボタルの里」です。ここも大変有名なホタルスポットで、段々畑のような地形に合わせてしっかりとした木道や階段が設置されており、緩やかな流れの水路にたくさんのカワニナが生息していました。ここでは、地域のホタル保存会の会長さんにお越し願い、ホタルに関する活動や施設見学を行いました。今では、周辺の小川でもかなりホタルが発生するようになり、少しずつ環境が戻ってきているそうです。


最後は、八ツ木(やつぎ)町にある「おかざき自然体験の森」です。この森では、ゲンジボタル・ヘイケボタル・ヒメボタルの3種類のホタルが同時に見られる穴場スポットです。小川にはゲンジボタルが、ビオトープ(写真)や湿地にはヒメボタルが、森の中にはヒメボタルがそれぞれ生息していて、生態の違いを実感することができました。また、ホタル以外にもたくさんの生き物が生息していて、それぞれの季節において自然の営みを感じることができます。


さてさて、バスツアーはこれにて終了です。暑い中、皆さんお疲れ様でした。これから様々な取り組みによって、少しずつホタルの棲める環境づくりをしていきたいと思います。ホタルは人に近い場所(里山など)にいます。人にとって良い環境=ホタルにとっても良い環境でありたいですね!(長くなりましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございます!)


撮影日  平成24年8月16日(木)
撮影場所 美合小学校、河合中学校、ホタル学校、平原ゲンジボタルの里、おかざき自然体験の森
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:00鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2012年08月06日

ホタル学校「自由研究教室-ホタルの謎-」を開催しました!


平成24年7月22日(日)と8月5日(日)の両日、ホタル学校で「自由研究教室 -ホタルの謎-」を開催しました。毎年「何をテーマに自由研究に取り組もうか…」と悩んでいる児童の皆さん、岡崎市は「ホタルのまち」!とても身近で神秘的な生き物を研究してみたい!という親子が参加されました。
[写真]まずはホタルクイズに挑戦!みんなどれくらいホタルのことを知っているかな?


講師は、男川浄水場の秋元さんと、環境保全課の久野さんのお二人。ホタルのことや、ホタルを取り巻く自然のことを秋元さんが、川の水質調査の指導を久野さんが担当してくれました。ホタルの研究といっても、いったい何から手を付けてよいのか?テーマの決め方、ホタルの生態、研究内容、調査結果のまとめ方、鳥川町と自分が住んでいる地域の自然の違いなど、わかりやすく解説してくれました。


教室の中ばかりでは研究は進みません。今度は野外活動として、ホタルの生息している川には他にどのような生き物がいるのか、外来生物はいるのか、生き物はどのような環境を好むのかなど、参加者自らが網を片手に川に入って調べました。


日差しは強かったですが、川の中は涼しく、たくさんの生き物を捕まえることができました。それらの生き物は清流を好むものばかり!代表的な外来生物「アメリカザリガニ」は鳥川にはいませんでした。参加者の皆さんには、後日、近くの川に行って同じように生き物調査をして、ぜひホタルの里の自然との違いを探り、どうしたら自分の住むまちにホタルが飛ぶようになるのか、その環境を作っていくためにはどのような取り組みが必要なのかなども考えてもらうよう教えてもらいました。皆さん、金賞を目指してぜひ頑張ってください!


撮影日  平成24年7月22日(日)・8月5日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  ホタル学校スタッフ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 12:00鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2012年08月03日

鳥川ホタルの里の山歩きコースの下見をしました!

鳥川ホタルの里には、多彩な山歩きコースがいくつもあります。某有名な出版社から発売している「愛知県の山」にも紹介されており、季節を問わず、市内外から多くの方がトレッキングに来られています。ホタル学校は、こうした鳥川で山歩きを楽しむ方にコースをご紹介をしたり、休憩所として「サポーター室」を開放し、訪れる方をお出迎えしています。今後、ホタル学校イベントとして随時山歩きイベントを開催するにあたり、まずは「愛宕山・京ヶ峯コース」の下見を行いました。


コースを歩いていくと「左 登山道」と彫られた石碑と出会いました。どなたがすえられたのかわかりませんが、山の景観に馴染んでいて、コースの目印としてとてもわかりやすいものでした。


しばらく歩くと「見晴らし場」に着きました。その名のとおりとても見晴らしがよく、三河湾が一望できました。ここでしばし休憩!


見晴らし場の近くに「幻の岩清水」というポイントがあるので探したところ、確かに水が湧き出していました。この水はいったいどこからやってきたのでしょう?


ついに「京ヶ峯山頂」に到着です。(海抜441.8m)ホタル学校は海抜が150mほどなので、ほどよい高低差を楽しむことができると思います。


岡崎市の天然記念物「トヨトミ梨」に到着しました。この木は野生梨の一新種で、なんと世界でただ一本の珍しい木なんです!(と言っても写真には紹介看板しか写っていませんね…ぜひ一度見に来てください。)写真奥では第二東名高速道路のトンネル工事が急ピッチで進められています。


紹介したいポイントはまだまだたくさんありますので、ぜひ鳥川ホタルの里の山歩きイベントにお越しになってください。季節に応じて様々な自然の装いが体感でき、鳥川の歴史や文化に触れることもできます!詳しい山歩きコースの情報は「ほたるの里とっかわ」のホームページ、イベント情報はホタル学校のホームページ、または市政だより(毎月15日号)でご確認ください。

◆ほたるの里とっかわ…http://www.oklab.ed.jp/tokkawa/
◆岡崎市ホタル学校…http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html


撮影日  平成24年8月3日(金)
撮影場所 鳥川ホタルの里(鳥川町)にて
投稿者  ホタル学校スタッフ

ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:00鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2012年08月02日

木工作体験





7月25日(水)半田市立宮池小学校の5年生40名が、おかざき自然体験の森を訪れました。まず、里山の自然についての話を聞き、次に木の枝を使った工作で虫や動物を作りました。最後に散策路でのオリエンテーリングを行い、夏休みの楽しい思い出を作ってくれました。

撮  影  日  平成24年7月25日
撮 影 場 所  おかざき自然体験の森管理棟および散策路にて
投  稿  者  あだち

ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
 あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 18:00おかざき自然体験の森