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2013年08月30日

「竹林整備と流しそうめん」プログラムを行いました!


平成25年8月29日(木)、おかざき自然体験の森で「竹林整備と流しそうめん」プログラムを開催しました。

最初に森の職員から竹の話を聞きます。孟宗竹(もうそうちく)、真竹(マダケ)、淡竹(はちく)など、竹の見分け方や竹の生長の速い理由など、理解を深めまていきます。その後、竹林のある郷南に移動しました。


まず、職員から安全な竹の切り方を見せてもらいます。竹を倒す方向に人がいないことを確認して切り始めます。竹が倒れるときには「倒れるぞー!」と大きな声で周りに注意を呼び掛けます。

太い孟宗竹が倒れると「ドスンッ!」と大きな地響きがしました。みんなこの迫力にびっくりです。


さあいよいよ親子で竹切りに挑戦です。まず、倒す方向に切れ込みを入れます。そして、逆の方から切っていきます。ノコギリが竹の中の方に進むと、お母さんにノコギリの刃が動きやすいように押してもらいました。うしろでは妹が「お兄ちゃんがんばって!」と応援してくれます。こうして、太い孟宗竹も安全に切り倒すことができました。「やったね!お兄ちゃん」


倒した孟宗竹から「そうめん」流し用の樋(とい)を作る部分を取ったり、そうめんつゆの器や箸にする部分を取ったりしました。枝のある部分は、ノコギリで枝を落として捨てました。

竹林整備は1時間ほどで終わりです。管理棟に戻って、しばしお昼の休憩です。


管理棟前の日陰のところで、流しそうめんの準備を始めます。そうめんを流す樋を作るため、職員が郷南で切ってきた孟宗竹を半分に割ります。


小学5年生の男の子が、竹の節を取るお手伝いをしてくれました。森のおじさんたち、とても助かります。ありがとう!

この後、ノミで削って、サンダーで磨き、そうめんがスムーズに流れる樋が完成しました。


樋作りと並行して、そうめんつゆの竹コップを作ります。子どもたちの竹コップは、大人の方に切ってもらいました。切ってもらった竹コップは、サンドペーパーで磨いて仕上げました。


また、竹の箸も作りました。細く割った竹をナタで削ったり、大人の人にベルトサンダーで磨いてもらったりして、竹箸を作りました。これで流しそうめんを食べるためのマイ竹コップ・マイ竹箸ができました!(すべて手作り☆)


いよいよ流しそうめんの始まりです。午前中の竹林整備で汗を流した後に、手作りの竹コップ・竹箸で食べる流しそうめんの味は格別ですね!


子どもたちも、お腹いっぱい流しそうめんを味わうことができました!

今回の「竹林整備と流しそうめん」は、午前中の竹林整備と午後の流しそうめんの2つに分けて行いました。間伐で出た竹を流しそうめんの樋に使ったり、竹コップ・竹箸に使ったりと、竹の有効利用を体験してもらいました。


撮影日  平成25年8月29日(木)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 17:25おかざき自然体験の森

2013年08月28日

「わんぱくフェスタ2013」を開催しました!(その2)

(その1の続き) 夕食を済ませた子供たちは、しばし休息。


そうこうしているうちに外は真っ暗闇!いよいよ夜間プログラム「ナイトアドベンチャー」の始まりです。わんParkには外灯など一切ありませんが、今日はお月様が強く光っていて、目が慣れてくると色々と見えるようになってきました。


暗がりの中で服の色を当てっこする夜のファッションショー、暗闇の中を声を出さず、音も立てないように目的地まで歩く肝試し、注意深く耳を澄まて虫たちの声を探すなど、自然と一体となり、森に棲む生き物を意識しながらのアクティビティに加え、一番星探しや天体望遠鏡を使っての月面観察も行い、興奮の連続でした!

こうして初日のプログラムが無事終了し、就寝時間となりました。が、興奮が冷めなかったり、なかなか暑くて寝つけなかったり、ちょっぴり家が恋しくなったりと、各テントではそれぞれ色んな物語が続いていたようです。

翌日に向けて、しっかり寝てくださいね!


おはようございます。二日目の朝がやってきました。ご覧のとおり今日も快晴です!


トイレを済ませ、顔を洗ったら朝食タイムです。夕食と同様、特に食べる場所は指定していません。わんぱくハウスのウッドデッキに座って食べたり、


女の子たちは木のベンチ・テーブルで美味しくいただいています。残り半日、しっかり食べて元気に活動しましょう!


朝食の後は、自分たちが寝泊りしたテントの片付けです。グループで協力して撤収をしていきます。大きなテントなので、みんなで協力しないと片付けられません。どこのグループが一番早いかな!?


低学年の子たちも一生懸命頑張っています。「お兄ちゃん・お姉ちゃんたちには負けないぞ!」みるみる片付けが終わっていきました。


さぁ最後のプログラムは「わんPark生き物マップ作り」です。わんParkにいる生き物を探し出し、よく観察します。あとで、わんぱくハウスに集合して、大きな紙に見つけた生き物の絵を描き、巨大なオリジナル生き物マップを作ります。

わんParkのどこに、どんな生き物が棲んでいるのか?子供たちはリーダーと一緒に生き物を探します。


前日から自然の中で遊んだり、何かを探したりしてきたので、いつの間にか生き物を見つける目も鋭くなり、次々に生き物を見つけていきます。みんなすごい!


芝生広場だけでなく、冒険の森や実りの森、昆虫の森など、探す範囲を広げます。ただやみくもに探すのではなく、「この辺りにいそうだぞ」と予想をつけて探していきます。生き物がどのようにして身を隠しているのかなどがわかってきました!


今度はわんぱくハウスの中に集合して、見つけた生き物の名前や特徴など、図鑑を広げて確認していきます。みんな真剣です。


大きな紙にわんParkの園内図を描き、そのあとに見つけた生き物のイラストや名前などをどんどん描いていきます。さすがにみんな、よ~く観察しただけあって、生き物の細かい部分まで一生懸命描いてくれました。


大きな生き物マップが完成したら、一つずつ確認しながら、どこで、どんな生き物を見つけたか、どんな特徴があったかなどを発表していきます。


男の子は力強く、女の子はかわいく、たくさんの生き物を描いてくれました。みんな堂々と発表してくれて、ほんとに素晴らしい生き物マップが完成しました。このイベントが終わっても室内に展示して、これからわんParkに遊びに来るたくさんの人たちに見てもらいたいと思います!


こうしてアッという間に時間が過ぎ、終わりのときが来てしまいました。最後に「りこ姉」から「これからも自然の中で思いっきり遊びましょう!」とみんなにメッセージが語られ、わんぱくフェスタが終了しました。


最後のショットは、みんなで元気よくジャンプして撮った写真!みんな本当にいい顔してました!(※最後の記念撮影ではありませんが)

ケガや事故などもなく、無事に終えることができました。暑い中本当にお疲れ様でした。またぜひわんParkに遊びに来てくださいね。そして、身近な自然の中でもぜひ色んな遊びをしてみましょう。


※お子様を参加させてくださった保護者の皆様、リーダー・スタッフの皆様、本当にありがとうございました。



撮影日  平成25年8月22日(木)~23日(金)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)にて
投稿者  自然共生課


ふたば でっかい原っぱで遊ぼう! ふたば 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 22:47わんPark(こども自然遊びの森)

2013年08月28日

珍しい「アオマダラタマムシ」を見つけました!


平成25年8月27日(水)、おかざき自然体験の森管理棟前の「ウマノスズクサ」の葉の上に見かけない昆虫がいました。ウマノスズクサは有毒植物で『ジャコウアゲハ』の幼虫など、限られた生き物しか食べないので、昨夜の雨のしずくでも飲みに来たのでしょうか?


さっそく調べてみるとタマムシの仲間で「アオマダラタマムシ」という昆虫でした。けっこうめずらしい昆虫のようです。


その姿はメタリックグリーンのボディが夏の太陽の光をはね返して輝き、背の黄色い星々はスパンコールのようにきらめき、まるで動く宝石のようです!


ふと「ウマノスズクサ」の横のススキを見ると、なんと「タマムシ」もいるではありませんか!「アオマダラタマムシ」と「タマムシ」の光り輝く共演など、めったに見ることはできません。感動に胸躍るひと時でした!

皆さんもぜひ、生き物たちの輝きを探しながら、おかざき自然体験の森を散策してみてはいかがですか!



撮影日  平成25年8月27日(火)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:21おかざき自然体験の森

2013年08月26日

「わんぱくフェスタ2013」を開催しました!(その1)


平成25年8月22日(木)~23日(金)にかけて、岡崎市こども自然遊びの森(わんPark)で「わんぱくフェスタ2013」を開催しました。連日の猛暑で体調が心配でしたが、みんな元気に参加してくれました。(宿泊体験/対象は小学生)

午後1時、まずは開会式。今日明日と一緒に過ごすリーダー・スタッフが自己紹介をします。


その後、少し場所を移動し、夕方に入る「ドラム缶風呂」の火入れ式を行います。「えっ?もう火をつけるの?」と思うかもしれませんが、水量が多いので、弱火で時間をかけてお湯にしていきます。

ただ火をつけるだけではつまらないので、今回は昔ながらの「火起こし器」を使って火を起こします。高学年の男の子たちがチャレンジしますが、そう簡単には火は起こせません。


みんな頑張って協力して、何とか火をつけることができました。入るのが待ち遠しいですね。


火入れ式のあとは、自分たちが宿泊するテントの組み立てです。リーダーと一緒に少しずつ組み立てていきます。普段であればお父さん・お母さんが組み立ててくれるかもしれませんが、わんぱくフェスタでは、みんなで協力して取り組んでいきます。


テントが完成し、荷物を運び入れます。とっても広いテントで、秘密基地みたいでワクワクしますね!


宿泊するテント用にオリジナルの表札を作り、掲げました。これでテントを間違う心配はありませんね!それにしてもなかなか賑やかな表札で楽しげです。


次は、秘密基地「インディアン小屋」作りを行います。事前に用意した細い杉の木とロープを使い、バランスよく立て掛けていきます。一見簡単そうですが、どこか一本でも傾くと倒れてしまいそうで、バランスを取るのがなかなか難しいです。

女の子も真剣な表情で頑張っています。みんなで協力しながら作り上げましょう。


手の届かないところはリーダーがフォローしますが、基本的には子供たち自身の手で作り上げ、大人はあまり手を出しません。自分たちで作り上げる楽しさや難しさなども自然に学びながら進めていきます。


骨組みができあがったら、カラフルな模様の布をかぶせます。チームごとに模様やカラーが違い、自分が作った小屋は一目でわかりますね。

今回は比較的簡易なインディアン小屋作りを体験しましたが、「この小屋で寝泊まりしよう!」と思うと、「雨が降ったら中に水が入ってくる…」「足元には何を敷いたらいいのか?」「突風で倒れないか?」などなど、心配は尽きません。

「どうしたらいいか?」という疑問を持ちながら、自分なりに考え、アイディアを練って試してみる。他の人の意見も聞きながら協力して取り組む。こうした遊びの中から少しずつ「自分でやってみる」というチャレンジ精神が育まれてくるのではないかと思います。


自由時間では、リーダーと水鉄砲で遊んだり、


みんなで大縄跳びをしたりして、


いつの間にか友達の輪が広がっていて、今日初めて会った子とも、すっかり仲良く遊んでいました。


いっぱい遊んだのでいっぱい汗もかきました。体も汚れました。全身の汚れは外のシャワーで落とし、そのあとに「ドラム缶風呂」に入ります。前日、「おかざき自然体験の森」のスタッフが運んでセッティングしました。ドラム缶がグラグラしたら大変ですので、特に土台部分はしっかり作られています。


ドラム缶風呂は下から火を焚くのですが、太陽の熱でもけっこう熱せられ、ちょうどいいお湯になっていて、みんな気持ち良さそうに入っていました。(水着着用です)


さぁさぁお待ちかね!夕食の時間がやってきました。みんなもうお腹ペコペコです。


おにぎり三種類に豚汁、ホイコーローや魚フライなど、お腹一杯のメニューでした。


「星空観察広場」のベンチは、座ってよし・テーブルにしてよしと大活躍!みんな思い思いの場所でご飯を食べ、しばし暑さを忘れるひと時です。


★「その2」へ続く。(この後はナイトプログラム!)
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e241400.html


撮影日  平成25年8月22日(木)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)にて
投稿者  自然共生課


ふたば でっかい原っぱで遊ぼう! ふたば 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 18:21わんPark(こども自然遊びの森)

2013年08月22日

悲しいお知らせ…「星空ひろば」を閉鎖します

※平成25年8月23日(金)~閉鎖


(設置当初の様子)

額田地域のきれいな星空を観察していただこうと整備してきた「星空ひろば」ですが、平成22年10月にオープンした「岡崎市こども自然遊びの森(わんPark)」に、「星の観察広場」が設置されたことに伴い、明見(みょうけん)町の「星空ひろば」の閉鎖が検討されてきました。

注;わんParkの「星の観察広場」は、星空観察イベント開催時にのみ利用できます。

(啓発看板)

この「星空ひろば」の駐車場は、かねてから「ごみの不法投棄」があったため、『ごみが多く捨てられている場合は、当広場を閉鎖させていただく』旨の大きな警告看板を設置して、ごみは各自で持ち帰ることを守っていただくことで、閉鎖を延ばしてきました。

(ゴミの状況)

この星空ひろばのすぐ近くには男川(おとがわ)が流れていて、この広場から河川敷に降りていくことができるのですが、最近、河川敷でバーベキューを楽しんで、そのままゴミを捨てていったり、簡易トイレを汚したりと、あまりにもマナーの悪い状況が続いていました。

※「星空ひろば」の駐車場は、河川敷で遊ぶ方のために用意された駐車場ではないことをご理解ください。

(収集状況)

捨てられたゴミを放置しておくと、ゴミ捨て場と化してしまい悪循環になってしまうため、先日も、やむを得ず不法投棄ゴミを撤去に行ったところ、普通トラックは満杯になり、それでも処理しきれないので、さらに軽トラックにも積み込み、2台とも満杯になってしまうほどの量のゴミが無残にも捨てられていたのです。

(警告表示)

そのため、警告表示も設置したのですが、結局、その日のうちに、さらにごみが捨てられてしまうという状況でした。当初申し上げたとおり、星空ひろばの閉鎖は時間の問題であった訳ですが、ゴミの不法投棄は、もはや見過ごせる状況ではなくなってしまいましたので、平成25年8月23日(金)以降、やむを得ず星空ひろばを閉鎖することとします。


自然共生課では、自然の素晴らしさ・楽しさを知っていただくために、様々なイベントなどを開催しております。同時に、この自然を多くの方の手によって守っていっていただけるよう、ご理解をお願いしているところですが、ゴミを捨てていくなど、自然環境を汚す行為は断じて許されるものではありません。どうか、星空ひろばの閉鎖に御理解いただくとともに、今一度、公共マナーの向上と、環境保全に御協力をお願い致します。


※これまで、ルールを守って使っていただいていた多くの方々には、大変申し訳ありませんが、ご理解のほどをよろしくお願い致します。



撮影日  平成25年8月16日(金)
撮影場所 星空ひろば(明見町)にて
投稿者  岡崎市 環境部 自然共生課  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:52星空ひろば

2013年08月22日

「ホタルの川の生き物探し」イベントを開催しました!


平成25年8月18日(日)、岡崎市ホタル学校で「ホタルの川の生き物探し」イベントが開催されました。主催は「森もり!わんぱくAじゃん隊」。おかざき自然体験の森やわんPark、地域交流センターなど、市内各地で子供遊びイベントを開催している市民活動団体です。

「やっぱり夏は川遊び!」ということで、色んな生き物が生息している鳥川(とりかわ/川の名前)に入って、生き物探しをやってみようと企画されました。特別講師に、ホタル学校ではお馴染みの永井貞(ただし)先生にお越しいただき、川の生き物や生息環境について解説をしていただきます。


スケジュールや注意事項を聞いて着替えをしたら、さっそく川に入って生き物探しスタート!初めて川の生き物を捕まえるという子供も多く、永井先生やスタッフが捕獲方法を教えながら進めていきます。


魚などは何人かで川の隅の方へ追い込むと捕まえやすいですね。また、川の草むらの下などにも色んな生き物が身を隠しているので、そこへ網を突っ込んで足で草むらをドンドンと踏むと、びっくりして飛び出し、網に入ります。


だんだん慣れてくると、どんな場所に生き物が隠れているかわかるようになってきます。何やら男の子たちが生き物を追い込んでいる様子ですね。


お父さん・お母さんも童心に帰って一生懸命生き物を探します。「カニ捕まえたよ~!」「トンボのヤゴだ!」生き物を捕まえるたび、大きな声が飛び交っていました。


時間はアッという間に過ぎ、捕まえた生き物をじっくり観察するため教室に戻ります。白いバット(容器)の中には色んな生き物がたくさんいます。みんな興味津々で見つめています!

色々なトンボのヤゴ、マドジョウ、トノサマガエル、アマガエル、カワムツ、カワヨシノボリ、サワガニ、カワニナ、オタマジャクシなど、たくさん捕まえましたね。


「カワムツ」という魚の頭にトンボのヤゴが付いています。偶然引っ付いたのか?それともカワムツに助けを求めているのか?何とも面白い光景です。


捕まえた生き物について、永井先生が詳しく解説してくださいました。みんな真剣にお話に聞き入っていますね。鳥川町は、ホタルがたいへん有名ですが、ホタルだけでなく、清流を好む色んな生き物が生息していることがわかりました。今度は、みんなが住んでいる地域の川の生き物を調べてみてください。きっと色んな違いに気が付くはずです。

ホタルがたくさんいる鳥川も、私たちそれぞれが住む地域の川も、たくさんの生き物が棲める美しい川であってほしいですね。『森もり!わんぱくAじゃん隊』では、今後も色んなイベントを企画していきますので、ぜひご参加ください。


◆森もり!わんぱくAじゃん隊のホームページ◆
http://genki365.net/gnko/mypage/index.php?gid=G0000801


撮影日  平成25年8月18日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  森もり!わんぱくAじゃん隊


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:42鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2013年08月21日

「おと川リバーヘッド大作戦」を開催しました!


平成25年8月10日(土)、水源林整備体験イベント「おと川リバーヘッド大作戦」を開催しました。集合場所は樫山町にある「森の総合駅」。はじめに主催団体「おと川水源の森づくり実行委員会」の山本会長さんから、ご挨拶と森の現状についてのお話がありました。

岡崎市の約60%は森林です。特に額田地区は『男川浄水場』の水源地として重要な役割を果たしていますが、近年、森の手入れが行き届かず、一見、緑豊かに見える山々ですが、一歩中に入ると太陽の光が地面に届かないほど密集した状態で、樹木の生育も悪い森が広がっています。こうした現状を知っていただき、少しでも市民の皆さんの手で水源林の手入れをしていこうと、毎年このイベントを実施しています。


バスで移動すること15分、石原町(くらがり渓谷の近く)の森に到着です。今日は、密集した森に入って、生育の悪い木を伐採したり、木の皮をむいたりする体験を行います。

まずスタッフが、手入れのされている森を前に、健康な森をつくるにはどうしたら良いか、森の働きは何かなどお話をします。


続いて、額田林業クラブ所属の平松さんが、枝打ち・伐採の方法を実演していただきました。平松さんは、長年にわたり森林整備に従事され、「指導林家」として現在も活躍されておられます。


さぁ、いよいよ間伐作業を始めます。いくつかのグループに分かれ、各グループごとに指導スタッフが付いて丁寧に指導していきます。この森は、「海布(かいふ)丸太」という細いスギの森なので、小さなお子様でもノコギリを使って切ることができます。でも一本の木を切るのはなかなか大変です!


切った木は後日活用します。おかざき自然体験の森の散策道の階段補修で使用したり、わんParkで秘密基地作りなどに使ったりします。そのため、森からの搬出・運搬を考慮し、2.5mほどに切りそろえていきます。


皆さん、少しずつノコギリの使い方が上手になってきましたね。でも慣れたころにケガをしてしまうこともあるので、気を抜かないよう注意しましょう。


日差しが強く暑いですが、森の中は日陰になるので、暑さは少し和らぎますね。


そうこうしているうちにお昼になりました。各自持ってきたお弁当を食べますが、お昼のお楽しみとして「アユの塩焼き」が振る舞われます。塩が全体にほどよく浸み込むようアユ全体に塗って焼きます。(食べるときは塩は落とします。)炭火でふっくらと焼きあがった「アユ」。しっかり食べて、しっかり休憩して、お昼からの活動に備えましょう!


午後からは、切った木の皮をむいていきます。夏場は人間もたくさんの水を飲みます。同じように木もたくさんの水を吸い上げます。吸い上げる水は、皮と中の幹の間を通っていきますので、皮は簡単にスルスルっとむけて、スベスベしたきれいな木肌が現れます。こうして乾燥させると、虫が付かず、木が長持ちするんです!


竹のヘラを上手に使ってどんどん皮むきをしていきます。途中で皮が切れず、長~くむけると気分がいいですね。(冬場はあまり水を吸い上げないので、今回のような皮むきは出来ません。)

こうして今回も、たくさんの木を切ることができ、暗かった森の中に光が差し込むようになり、これから森は少しずつ健康を取り戻していくことと思います。


最後は全員集合しての記念撮影です。暑い中、小さなお子さんも、お父さん・お母さんもみんな頑張りました!本当にお疲れ様でした。今後も引き続きこうした体験イベントを開催していきますので、ぜひご家族でご参加ください。


撮影日  平成25年8月10日(土)
撮影場所 森の総合駅(樫山町)・宮崎財産区の森林(石原町)にて
投稿者  自然共生課


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http://www.morinoeki.jp/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 13:34森の総合駅

2013年08月19日

昔ながらの稲作体験プログラム「かかし作り」を行いました!

平成25年8月17日(土)、おかざき自然体験の森管理棟前の日陰に集まって、職員から「かかし」の作り方を聞きました。かかしの作り方に詳しい女性会7名の方の参加もあり、今日は一段と素晴らしいかかしができそうです。


まず、竹を切ります。かかしの腕になる部分と中心になる部分の2本を切ります。お母さんと一緒にノコギリを使って上手に切れましたね。


切った竹に切り込みを入れて麻ひもでしっかり縛り、体の骨組を作ります。


わらの束を腕と胴体に縛り付けて、かかしの体がふっくらとしてきました。


女性会の方々が白布を縫って顔の袋を作ってくれました。袋の中にわらくずを入れたら丸い顔の出来上がりです。


かかしの体に古着を着せ、白布の顔をつけます。帽子もかぶらせ、かかしらしくなってきましたね。


女の子が、かかしの顔をマジックで描きました。とてもかわいいかかしの顔ですね!


親子で協力して作ったかかし!浴衣を着たかわいいかかしを前に記念撮影☆ やったね!


この夏、インターンシップで体験の森で働く女子大生と職員で作った「オカザえもん」のかかし!出来栄えの良さに思わずピース☆


2時間ほどで7体の個性あふれるかかしができました。管理棟前の土手に7体のかかしと並んでの記念撮影で~す。


記念撮影を終えて、それぞれのかかしを持って田んぼに移動です。森の田んぼの稲は、穂が出始めています。鳥やイノシシなどの動物から、今日作ったかかしが稲穂を守ってくれるよう、祈りを込めてかかしを設置しました。

今では、ほとんど見られなくなったかかしを作る貴重な体験でしたね。

今年度の「昔ながらの稲作体験」は、あと2回となりました。10月5日(土)の「稲刈り」と、10月20日(日)の「脱穀」です。ぜひ、参加してみてはいかがですか!


撮影日  平成25年8月17日(土)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 12:34おかざき自然体験の森

2013年08月18日

ホタル学校「寄せ木のペンダント作り」を開催しました!


平成25年8月17日(土)、岡崎市ホタル学校で「寄せ木のペンダント作り」イベントを開催しました。講師は、ものづくりイベントでお馴染みの松本吉央さんです。


イベントタイトルには「ペンダント作り」とありますが、ペンダントを作るだけでなく、松本さんが作られた様々な寄せ木を使って、自由な発想で工作ができるようにも準備していただけました。

※写真は、色々な形の木の切れ端で、小さなお子さんが自由に使えるよう、たくさん用意していただきました。


「ペンダント?」と聞いても、なかなかイメージが浮かびませんが、寄せ木の材料はたくさんあるので、松本さんにアドバイスをもらいながら、各自オリジナルの作品を仕上げていきます。


小さなお子さんは、木の板に色んな形の木の切れ端を貼り付け、「ビー玉を転がして遊ぶおもちゃにしよう!」と張り切っていました。


こちらのお姉ちゃんは色使いがとてもカラフルで、お父さん・お母さんと相談しながら、時間いっぱい黙々と作っていました。


お父さん・お母さんも試行錯誤しながら作品を作っています。子供も大人もみんな真剣です!


時間はアッという間に過ぎてお昼が近づき、思い思いの作品が仕上がりました。
木のおもちゃや寄せ木の箸置き、寄せ木の小物入れが出来ました。


木の板をキャンバスに可愛い作品が出来上がりました。また、お母さんは、寄せ木のペン立てを作りました。少しラッカーを吹き付けたので、ほどよく光沢が出て、味わいが深まりました。


木の板に三角の木の切れ端を丸く並べて、素敵な模様が出来ました。どこか遊園地のような楽しげな作品で素敵ですね。


こちらは、寄せ木や色んな形の木を使って、乗り物のような作品が出来上がりました。


このペンダントはかなりの力作ですね!いくつかの寄せ木を使いながら、形の違う木の切れ端を周りに配置し、豪華なペンダントが完成しました。また、寄せ木の小物入れもきれいに仕上がりましたね。


とてもカラフルな作品で、たくさんの遊具がある楽しげな公園を思わせる作品が出来ました。一つ一つの材料を丁寧に使って、メルヘンチックな感じですね。


こちらは2歳の女の子とお母さんが一緒に作った作品です。パンダのシールがお気に入りのようですね!


最後は全員で集合写真です。ペンダントは首にかけてあるんですが、この写真ではちょっと分かりづらいですね。

また、講師の松本さんから一人一つずつ、寄せ木のペンダントをプレゼントしていただきました。今回ご用意いただいた寄せ木は、様々なタイプのものがあったので、ペンダント以外にも、色んな物を作ることができました。

「木」には、それぞれ独特な模様があり、ぬくもりがあり、とても癒される自然素材の代表格です。これからも、様々な木工体験イベントを実施していきたいと思いますので、またぜひ、ご参加ください!


撮影日  平成25年8月17日(土)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:15鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2013年08月17日

「ホタル川柳・俳句」作品を公開!


皆さんこんにちは。暑い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

さて、岡崎市ホタル学校におきまして、皆様からご応募いただきました「ホタル川柳・俳句」作品を、ホームページにて公開いたしましたので、ぜひご覧ください。

※ お送りいただいた作品は、施設内にも掲示しております。

◆ホタル学校 川柳・俳句作品紹介ページ
http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/senryu_haiku_25.html



作品は、県外や市外からも多数寄せられ、また、小学生の力作もたくさんいただきました。世代を超えて愛され、親しまれる「ホタル」。日本人ならではのホタルを慈しむ感性が随所に見られます。

たくさんの作品をお送りいただき、この場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。これからも、皆様と共にホタルの住まう豊かな自然を守っていきたいと思います。多くの方のご理解とご協力を、よろしくお願い致します。



ホタル川柳・俳句
※テーマ:ホタルを見て感じたこと、ホタルについて思うこと、ホタルがいる自然のこと など
※募集期間:平成25年5月19日(日)~7月14日(日)


◆ホタル学校 川柳・俳句作品紹介ページ
http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/senryu_haiku_25.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 20:43鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2013年08月15日

「カブトムシと流星群ウォッチ」イベントを開催しました!


平成25年8月10日(土)、わんPark(淡渕町)で、今年も恒例の夜間イベント「カブトムシと流星群ウォッチ」を開催しました。一年で一番予約の多い、かつ、すぐに定員いっぱいになってしまう人気プログラムです。

「わんぱくハウス」に集合したら、まずはスタッフからイベントの流れや注意事項を聞きます。


夜の森はなんだかワクワクして楽しいですよね!さ~てどんな生き物がいるかなぁ?(思いっきり手ブレでごめんなさい…)


でも、夜の森は怖いところでもあります。足元が良く見えないうえに、危険な生物がいたら大変!今回はお約束をしっかり設けました。「ガイドするスタッフの後ろを、列になって歩きましょう☆」


そして森の中に行ってみると、いました!いました!カブトムシにカナブン、コクワガタにキマワリ…。あるものは樹液に集まり、あるものは木の「うろ」に潜んでいます。

※「うろ」とは、樹皮がはがれて木の中が腐るなどして隙間が開き、できた洞窟状の空間のこと。樹洞(じゅどう)とも言います。


熱心に昆虫探しをしたあとは「星空観察」です。条件がよければ8等星まで見られるわんParkで、まずは望遠鏡でお月様を観察します。19時過ぎに沈んでしまうお月様を追いかけて、みんなで三日月を眺めました。


お次は夏の星座。あれが夏の大三角、あっちは北斗七星…。最後にはみんなで、お星様の数を数えました。1、2、3…。みんなのおうちの周りと比べてみてね。


今年も大好評だった夜間プログラム。
お次は「アイソン彗星」が飛来するタイミングで開催できたらいいな!と思っています。

※アイソン彗星は、今年の11月末頃に太陽に最接近し、肉眼でも観察できると予測されています。


撮影日  平成25年8月10日(土)
撮影場所 こども自然遊びの森「わんPark」(淡渕町)にて
投稿者  わんParkスタッフ


ふたば でっかい原っぱで遊ぼう! ふたば 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 11:55わんPark(こども自然遊びの森)

2013年08月13日

わんParkに「グレート家康公葵武将隊」がやって来た!


平成25年7月27日(土)、岡崎市こども自然遊びの森「わんPark」に、グレート家康公葵武将隊がやって来ましたぁ~!


葵武将隊を率いる我らが徳川家康公。ものすごい貫禄(オーラ)で、襲い掛かる強烈な日差しをも吹き飛ばす勢いです!


この日はかなりの猛暑日でしたが、暑さをものともせず、八武将全員そろった迫力ある演武に心奪われるひと時でした。


たくさんのファンの方も駆けつけてくれました。必須アイテムはやはり望遠ズーム付「カメラ」!輝きを放ち続ける武将隊の一瞬一瞬を逃しません。


広い大自然の中で、人間の歴史を見守ってきた山々を舞台(背景)に、魂のこもった力強い演武を披露してくださいました。


わんParkに遊びに来てくれた子供たちも参加してのダンスタイム!稲姫と一緒でうらやましい☆


最後のショットは…なぜか猛ダッシュの「榊原康政」殿。一体どこへ向かっているのやら???
わんParkに来ると、誰しもが「童心」に帰ります。幼き日に虫を追い駆けた記憶でもよみがえってきたのでしょうか!?

グレート家康公葵武将隊の皆様、ご来園いただきました皆様、暑い中、本当~にお疲れ様でした。
またぜひ遊びに来てくださいね!


★グレート家康公葵武将隊公式ホームページ★
http://aoibushoutai.com/


撮影日  平成25年7月27日(土)
撮影場所 岡崎市こども自然遊びの森「わんPark」にて(淡渕町)
投稿者  わんParkスタッフ


ふたば でっかい原っぱで遊ぼう! ふたば 岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 17:34わんPark(こども自然遊びの森)

2013年08月13日

夏休み自由研究教室「ホタルの謎」を開催しました!


平成25年8月4日(日)、ホタル学校で「夏休み自由研究教室『ホタルの謎』」を開催しました。
講師はお馴染み「自然・環境学習実践隊」の皆さん!9家族26人の方にご参加いただきました。


活動1…自由研究の進め方について(講義)

まず、研究のテーマ、内容、方法など、自分で自由に考えて行うのが「自由研究」であること、続いて「自由研究の進め方」について、大型モニターを使ってわかりやすく解説していただきました。


今日の活動のために、こんなかわいいオリジナルノートを作ってきてくれた子がいました。きっと、自由研究もきれいにまとめることができるでしょうね。


活動2…ホタルに関する基礎講座 「ホタルのワークシート」

ホタル学校には、ホタルの生態や生息環境など、とてもわかりやすく展示してあります。そこで、ホタルのワークシートを使って、展示物の中から答えを探すことで、ホタルのことを学習することができます。

1階の展示室「ホタルの里」では、自然のつながり(川の役割)、ホタルの命をおびやかす「こと」や「もの」、ホタルの一生と生息環境(ホタルの好きな場所)などが紹介されています。壁一面に掲げられたイラストの迫力に圧倒されながら、ワークシートの答えを探しますが、模型や映像モニターなどもあるので、ちょっと気になってしまいますね。制限時間があるので、ほかの展示物は後で見ることにして、家族で協力しながら答えを探しましょう!


2階の展示室「ホタル教室1」では、ホタルってどんな生き物?、ホタルはなぜ光る?、わずか10日ほどの命を生きるゲンジボタルの成虫などが紹介されています。


この教室は、ホタルの生態についてとても細かく紹介されているので、ワークシートに書かれた文章を探すのもちょっと大変です。ついつい解説を読むのに夢中になってしまいますね。

そろそろ時間になります。答えはすべて見つかったかな?


ワークシートの答合せです。「答えがわかった人?」と聞くと、子供たちは次々に手を上げてくれました。この積極性があれば、自由研究もしっかりできると思います。

答合せは、大型モニターを使いながら行い、関連することを説明しながら進めましたが、子供たちは、大事だなと思ったことを持参したノートに書き込んでいました。自由研究に活かすために、みんな真剣に取り組んでいますね。

ワークシートの次は、ホタルクイズ(9問)に挑戦しました。先ほどは展示物の中から答えを探しましたが、みんながホタルのことをどれくらい知っているのか、クイズ形式で学んでいきました。こちらも答合せと解説を、大型モニターで行い、難しい問題もありましたが、楽しく学ぶことができたようです。


体験3…「川の生き物調べ」

室内学習はこれぐらいにして、次は、外に出て、ゲンジボタルが発生する「鳥川」の生き物調査をします。注意事項を聞いてから川に入ります。今日はとても蒸し暑いこともあり、子供たちは待ちきれない様子です。さあ!どんな生き物がいるかな?頑張って捕獲してみましょう!


魚が捕まったりすると歓声があがります。親子や兄弟で協力しながら捕獲する人、捕獲した生き物を容器に入れてじっくり観察している子。みんなとっても楽しそうです!


環境省レッドデータで絶滅危惧ⅠB類に指定されている「アカザ」のほか、「カワムツ」、「カワヨシノボリ」、「マドジョウ」、「サワガニ」、「コオニヤンマの幼虫(ヤゴ)」、「ヤマサナエの幼虫(ヤゴ)」、「ハグロトンボの幼虫(ヤゴ)」、「トノサマガエル」、「ツチガエル」、「ニホンアマガエル」、「モンカゲロウの幼虫」、「トビケラの仲間の幼虫」、「カワゲラの仲間の幼虫」などを捕まえることができました。(観察し終えたあとは川に戻しました)


今日の「鳥川」の水温は23℃。この川が合流する「男川」の下流にある「男川浄水場」付近では27℃を超えているので、鳥川の水はとても冷たくてきれいですね。(ここではもうプール状態ですね)


教室に戻って、自由研究に向けたお話を聞きます。まずは、捕獲した生き物についての説明です。ゲンジボタルが生息している「鳥川」は、河川の中流から上流域にあたり、水がきれいなところに棲む生き物が見つかりました。下流域の河川と違い、ここには「アメリカザリガニ」はいません。トンボのヤゴも下流域とは種類が違っています。こうした視点からも、ホタルの生息に必要な要素を研究することがわかってきます。

最後に、「自由研究のまとめ方」について解説がされました。研究内容の紹介や研究方法の表現の仕方など、自由研究の成果を分かりやすくまとめる方法のポイントのほか、今日調べた「鳥川」の生き物や、川の様子など、調査結果の活用方法についても説明がされました。

今日の活動がみなさんの自由研究に役立つことを祈っています。
さあ!金賞目指して頑張ろう!


※なかなか一回の教室参加だけでは到底研究し尽くせないと思いますので、またわからないことがあったら、ぜひホタル学校に来て、引き続き研究に取り組んでもらいたいと思います!



撮影日  平成25年8月4日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 08:47鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2013年08月12日

岡崎きこり塾「森林(もり)づくり人材育成事業」のご案内

皆さんこんにちは。
自然共生課からお知らせです。

昨年度に引き続き、今年も「岡崎きこり塾」との共催で、森林(もり)づくり人材育成事業として、里山整備入門講座(Ⅰ・Ⅱ)、人工林間伐講座(基礎・実践)、水とみどりの講演会を開催します。


(↑上の画像をクリックすると見やすいPDFデータが開きます)

里山の手入れや人工林の間伐、森林ボランティア活動、ご自分の山を整備したいと思っている方など、どなたでもご参加いただけます。

[各種講座一覧]
(↑上の画像をクリックすると見やすいPDFデータが開きます)

※チラシ(PDF/両面)はこちら↓
http://www.morinoeki.jp/download/kikorizyuku_h25kouza.pdf


里山整備講座の会場は、岡崎市八ツ木町にある「おかざき自然体験の森」です。未公開区域を含めると約100haもの広大な森を有し、今では貴重な里山林が広がっています。

「里山林なんて放っておいても大丈夫じゃない?」と思われがちですが、ある程度は人が手を入れ(整備)、活用することで、実りある豊かな森林が形成されていきます。放っておくと、強い樹種だけが残って、実りの少ない乏しい森になってしまうのです。

昭和中期以降、エネルギーの転換により「里山」から得ていたものは次第に活用されなくなり、市内には放置された荒れた里山林が数多く存在しています。動植物の多様性の面でも、豊かな水源林の保全の面でも、こういった里山林は、後世に残すべき大切な財産であると思います。


また、人工林間伐講座は、座学を「森の総合駅」(樫山町)、実習を額田地区内の市有林で行います。戦後、木のない山にスギ・ヒノキなど、次々と大規模な植林が行われましたが、時代は移り変わり、外国から流入する安価な木材におされ、国産材の価格は下落し、価値は落ちていきました。


結果、除伐・枝打ち・間伐などの適正な手入れはされず、放置林が増え、森林の健康状態は見るに耐え難いものとなってしまいました。また、所有者自らが山の手入れをすることも困難であり、少しでもボランティアの手によって、森林機能の回復を図りたいと、こういった人材育成事業を進めてきました。

※[写真:荒れた森林]…林内にはほとんど光が入らず、植物は生えず、地盤はもろくなって、地表の土砂が流失してしまっています。


講座では、森林整備の基本的な考え方や手法を学び、実際に森に入ってチェーソーを使用して間伐作業を行います。(グループに分かれ、講師が丁寧に指導します。)


一日にこなせる範囲はわずかではありますが、地道に継続していくことにより、森林は徐々に健康を取り戻していくと思います。

多くの方のご参加をお待ちしています。


各講座の日程等、詳しくはチラシをご覧ください。
http://www.morinoeki.jp/download/kikorizyuku_h25kouza.pdf

◆水とみどりの講演会…10月6日(日)ぬかた会館(樫山町) ※入場無料
◆里山整備入門講座Ⅰ…2日間コース(9月)
◆里山整備入門講座Ⅱ…2日間コース(12月)
◆人工林間伐基礎講座…5日間コース(9月下旬~11月初旬)
◆人工林間伐実践講座…4日間コース(11月中旬~12月初旬)


水とみどりの講演会(平成25年10月6日)

※講演会チラシはこちら↓
http://www.morinoeki.jp/download/kikorizyuku_h25kouenkai_3.pdf

[講師]
蔵治(くらじ) 光一郎 氏
東京大学大学院 農学生命科学研究科 附属演習林 生態水文学研究所所長

[テーマ]
これからの森と人とのつき合い方

[略歴]
1965 年 生まれ
1996 年 東京大学大学院 農学生命科学研究科 森林科学専攻 博士課程修了 博士(農学)

[専門]
森林水文学、森・水と人間との関係
矢作川森の研究者グループ共同代表として「矢作川森の健康診断」運営に携わるなど、現場の課題解決に総合的な視点から取り組む市民活動実践者でもある。

[著書]
『「森と水」の関係を解き明かす』(全国林業改良普及協会)、『森の「恵み」は幻想か ― 科学者が考える森と人の関係 ― 』((株) 化学同人)など、多数


お問合せ・お申込みは「森の総合駅」へ (月曜定休/8:30~17:15)
TEL:0564-82-2511
FAX:0564-82-2951
〒444-3622 岡崎市樫山町字山ノ神10-1
ホームページ:http://www.morinoeki.jp


◆「岡崎きこり塾」について◆
森林整備にかかわる人材育成を目的とし、市内で森林に関する活動を行っている各団体(※)の代表者で構成されたボランティア団体です。本講座修了後、継続して活動することを希望される方は、上記各団体をご紹介しますので、お気軽にお問い合わせください。(※ 額田林業クラブ、おかざき自然体験の森・きこりの会、おおだの森保護事業者会(山留舞会)、おかざき自然体験の森・炭焼きの会、額田炭焼の会、水守森支援隊)  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:17森の総合駅

2013年08月09日

「男川浄水場と水源バスツアー」が開催されました!


平成25年8月6日(火)、「男川浄水場と水源バスツアー」が開催されました。
このイベントは、岡崎市水道事業通水80周年を記念して行われたもので、水と水環境への理解を深めようと、岡崎市水道局・環境部の合同イベントとして実施しました。

バスで市役所を出発した一行は、最初に「男川(おとがわ)浄水場」に行きました。ここで、水道局の職員から、水道の水ができるまでのお話を聞いたり、DVDを観たり、施設をグルッと見学して、浄水場の役割・仕組みなどを学習します。


子供たちの目線で見れば、浄水場は巨大施設です!普段、何気なく蛇口をひねれば美味しい水が出てきますが、それは、一生懸命「水」を作っている人たちがいて、24時間365日休むことなく稼動している浄水場があってのこと!自分たちの「生活」と「水」とがつながった瞬間です。


見学のあとは水の検査です。男川の水を採水して、透視度を測ったり、水質検査(CODパックテスト)を行ったり、浄水場近くの川の水について調べて記録していきます。(ホタル学校やくらがり渓谷でも同様に行います)

※長い筒は、中に川の水を入れて、筒の一番下の十字模様の見え方を測るもので、これにより透視度が判定できます。


水の検査のあとは「水のオリンピック」という実験を3つ行いました。(写真:コップすれすれに水が入っていることを確認しています)


・一円玉にスポイトで水を一滴ずつ落としていきます。どれくらいの水を乗せることができるかな?(なぜ水はなかなかこぼれない?)
・コップいっぱいに水を入れ、おはじきを入れていきます。どれくらいの数のおはじきを入れられるかな?(なぜ水はなかなか溢れない?)
・いっぱいに水の入ったコップにクリップを浮かべていきます。どれくらいの数のクリップを浮かべられるかな?(なぜクリップは沈まない?)

ゲーム感覚で実験を進めますが、こういった実験を通して水の持つ不思議な作用(凝集・凝着)を楽しく学びつつ、水が汚れたらどうなるのか!?も考え、水の大切さについて学習しました。

※水の持つ不思議な作用で「アメンボ」は浮いていられる!でも水が汚れたらアメンボはどうなってしまう?


次に向かったのは、鳥川(とりかわ)町にある「岡崎市ホタル学校」です。ゲンジボタルがたくさん生息している鳥川(とりかわ/川の名前)も、男川浄水場の水源地にあたります。

まずはみなさんが、どれくらいホタルのことを知っているか「ホタルクイズ」に挑戦です。


次に、ホタルやホタルを取り巻く自然環境を学ぶため、ワークシートを片手にホタル学校の各展示室を回り、写真・イラストや、解説文の中から問題の答えを探し出していきます。

大型テレビで答合せ・解説を聞きながら、ホタルや水源地の自然についての理解を深めました。


ホタル学校の飼育室で飼育しているゲンジボタルの幼虫を観察しました。成虫の美しさからは想像もできない姿の幼虫ですが、「元気に育ってほしい」と願うばかりです。

ホタルは水環境の指標生物です。(きれいな川に棲む生き物) 男川浄水場の水源地には、こうした素晴らしい自然環境が広がっていることを知りました。一部の川はきれいで、一部は汚くていい…ということはありません。どの川も、ホタルが棲めるきれいな川になれば素晴らしいと思います。

※ここでも鳥川の水を採水して、透視度検査と水質検査を行いました。


最後は石原町にある「くらがり渓谷」です。言わずと知れた男川浄水場の水源地です。夏のくらがり渓谷は、川遊びよし!バーベキューよし!散策よし!と、市内外からたくさんの人が訪れる岡崎の奥座敷です。

ここでは、森林の働きや、森がどうやって水を作るのかなど、パネルを使って学習します。


最後はお楽しみの「川遊び」です!今日は朝から天候不順でしたが、午後からは晴れて、絶好の川遊びとなりました。アクアスコープで川の中をのぞいてみたり、網を使って生き物を捕まえてみたりして、思い思い楽しい時間を過ごしました。

ここでも水の検査を行いましたが、男川浄水場の水源地とだけあって、とてもきれいな水であると確認できました。

こうして、3つの施設を巡り、水道と水環境について楽しく学習し、親子で理解を深めることができました。「これを夏休みの自由研究にしたい!」という児童もいました。ぜひ研究してみてくださいね。


これからも「水」に関心を持っていただき、水を通して岡崎の自然に触れていただければと思います。ご参加いただいたみなさん、一日お疲れ様でした。



撮影日  平成25年8月6日(火)
撮影場所 男川浄水場、ホタル学校、くらがり渓谷 にて
投稿者  水道局浄水課・自然共生課スタッフ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 13:48鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2013年08月09日

「折り紙の小物作り」プログラムを実施しました!


平成25年8月7日(水)、おかざき自然体験の森で、折り紙を楽しむ会の岡田さんを講師に「折り紙の小物作り」プログラムを実施しました。


夏休みとあって、親子の参加者も数家族あり、おじいちゃんとお孫さんも参加されて、ほほえましい作業風景が各所に見られました。


親子で仲良く協力して、紙を切っています。型紙に合わせて切れたら、紙を折り、のり付けしていきます。8月のテーマは「風鈴」です。素敵な風鈴を作ってくださいね!


午前10時から始めて、真剣に作ること4時間!午後2時には、折り紙で作った素敵な「風鈴」ができました!


「やったね!ぼくの風鈴かっこいいでしょ!」「わたしの風鈴、とってもかわいいわ!」
自慢げに作品を見せてくれました。みなさん、いずれも素敵な風鈴ができて良かったですね☆

みなさんもぜひ「折り紙の小物作り」に参加されてはいかがですか。
おかざき自然体験の森の管理棟で、第1水曜日に行っています。
詳しくは、市政だよりの毎月15日号をご覧ください。


撮影日  平成25年8月7日(水)
撮影場所 おかざき自然体験の森(八ツ木町)にて
投稿者  あだち


ふたばこの森まるごと自然体験フィールドふたば
あなたも感じてみませんか『五感のワンダーランド』  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 10:44おかざき自然体験の森

2013年08月07日

わんPark「メダカ捕獲大作戦」イベントを開催しました!


みなさんこんにちは!暑い日が続きますねぇ。
暑い夏はやはり水のそばが気持ちいい!ということで、平成25年7月21日(日)、メダカ捕獲大作戦イベントを行いました。

まずは「わんぱくハウス」に集合し、生き物についてのお話や注意事項を聞きます。


わんParkには小さな「わんぱく池」がありますが、そこにはたくさんの水生昆虫がいます。メダカなどを含めて、それらをたくさん捕まえようというわけです。(みんな準備万端ですね)


まずは、各自アミ(網)の使い方を確認します。ただ振り回すだけでは危ないですし、どこに生き物がいるかを考えながら、アミを縦横に使い分けなければいけません。


アミの使い方をマスターできたら、いざ本番。池にざぶざぶ入って、生き物を探します!「巨大メダカ、いたよ!」「ヤゴ発見!」「カエルほしい~」・・・いろんな声が飛び交いました。


最後には、みんなで一列に並んで「底引き網」! えいさ、えいさ。力をあわせて、みんなで生き物を捕まえました。


みんなが捕まえてくれたのは、ハイイロ&ヒメゲンゴロウ、ギンヤンマのヤゴなど。こんなに小さな池なのに「いろいろな生き物がいるんだ!」ということを実感できる時間になりました。


撮影日  平成25年7月21日(日)
撮影場所 わんPark(淡渕町)にて
投稿者  わんParkスタッフ


ふたば でっかい原っぱで遊ぼう! ふたば
岡崎市こども自然遊びの森(愛称:わんPark)  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 17:00わんPark(こども自然遊びの森)

2013年08月07日

第5回「ホタルマスターファミリー」を開催しました!


平成25年8月4日(日)、ホタル学校で「第5回ホタルマスターファミリー」を開催しました。今回のテーマは「ホタルの自由研究」です。講師はお馴染み「自然・環境学習実践隊」の皆さんです。

4月から始まったホタルマスターファミリー講座(毎月1回開催)では、これまで、
・ホタルやカワニナの生態観察と調査
・ホタルの里の植物や生き物の観察と調査
・ホタル発光の謎に迫る学習とホタル観察(夜)
・ホタルが生息している川の生き物の観察と調査
などを実施してきました。今回は、これまでの取り組みの集大成ともいえる「自由研究」にチャレンジし、学習してきたことを活かした自由研究を進めます。


主任講師から「自由研究」とは何か?どう進めるか?テーマは何にするか?どうまとめるか?など、大型テレビ(パワーポイント)を使って、わかりやすく説明していただきました。

参加している子供たちは、自分なりに一生懸命メモを取ったり、お父さん・お母さんと相談したりして、どのように取り組んでいくかを決めていきます。


お父さん・お母さんも子どもと一緒に真剣に考えます。

※何より大切なことは、「できる限り子供の自主性に任せる」ということです。否定したり、無理にやらせたりせず、子供がやる気を持てるように励ましたり、褒めてあげたりします。


まずは研究の「テーマ」を決めます。(講師が個別に相談に乗り、アドバイスをします)
◆自分でやっていけるものかどうか?
◆夏休み中に終えることができるか?
◆研究を進めていく中で、危険なことはないか?


テーマが決まったら中身を決めていきます。
◆学校やイベントなどで習ったことをもっと詳しく調べてみよう。
◆疑問に思っていること、不思議だと思っていることを調べよう。
◆自分の住んでいる所と、何か特別な生き物がいる所の環境の違いを調べよう。
◆ある特定の生き物の生態、生息環境、生息状況などを調べよう。


自由研究の成果を分かりやすくまとめましょう。
◆研究のきっかけを書いたり、どんな場所で、どんな手順で進めたかをまとめるといいでしょう。
◆写真や図を使って紹介すると分かりやすくなります。
◆研究の途中で失敗したことや、困ったことなども書くといいでしょう。
◆今回の研究でまだやり足らなかったこと、今後さらにやってみたいことなどを書き加えると、完成度が高くなります。


今回の活動で調査した結果を、しっかり活用しましょう。
(上記写真:昨年度、ホタルの自由研究に挑戦した児童の作品を参考に研究成果を解説)
◆ホタルが棲む川と、自分が住んでいる所の川を調査・比較してみることで、ホタルの生息に必要な条件が分かってきます。(どんな違いがある?)
◆ホタルがいつまでも見られるようにするためには、現在の環境を守っていく必要があります。ホタルが棲む環境をしっかり調査することで、その環境が変化する原因はどんなことが考えられるか、その対策にはどんなことがあるかが分かってきます。
◆自分たちが暮らす所にホタルがいなかったら、鳥川のホタルの生息環境との違いを調べます。そうすることで、自分たちが住んでいる所でホタルが棲めるようにできるのか、どんなことをすればよいかなどを提案できるかもしれません。

※以上、「◆」の部分は、自由研究教室で教えていただいたアドバイスの一部(抜粋)です。


鳥川町では、長年、地域の人たちがホタルの保護活動をしています。ホタルの生息と、保護活動の関係を調べることで、自分たちが住んでいる所でも、ホタルを守るためにはどんなことをしていけばよいかが分かってきます。

自由研究のテーマと内容がブレていないかを確認しながら、人から聞いたことやインターネットで調べたことだけをまとめないで、自分が調査したこと、感じたことなどを中心にまとめていきましょう。

目指せ「金賞」☆


撮影日  平成25年8月4日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 15:23鳥川ホタルの里(ホタル学校)

2013年08月05日

ホタル学校「チョウ・トンボの標本作り」教室を開催しました!


平成25年8月3日(土)、ホタル学校で「チョウ・トンボの標本作り」教室を開催しました。

講師は、元教員で、岡崎市文化財保護審議会委員の三浦重光先生です。三浦先生は、野鳥や昆虫など、生き物に精通しておられ、貴重な昆虫の標本も多数所蔵しておられます。今日は、実際に博物館などで展示される昆虫標本と同じ手法で、トンボ・チョウの標本作りにチャレンジします。


各自、持参した捕獲網と虫カゴを持って、ホタル学校裏手に集合します。標本作りといっても、昆虫を捕まえられなければ話しは進みません。まずは三浦先生から、チョウ・トンボの捕獲方法を教えていただきます。また、岡崎市には色んな種類のチョウ・トンボがいますが、エサも違えば、生息環境も異なるため、「なぜこの生き物がここにいるのか?をしっかり考えて学ぶように!」と、学習のアドバイスをいただきました。(わからなかったら三浦先生に質問してみましょう!)


農道や、ゲンジボタルが生息している鳥川(とりかわ)沿いを散策していきます。川の上を行ったり来たりする大型のトンボを見つけ、捕獲のチャンスを狙っていますが、そう簡単には捕まえられません。みんながんばって☆


チョウを捕まえたようですね!親子協力しての活動では、「そっちに行ったよ!」「こっちにいるよ!」と、暑さを忘れて大きな声が飛び交っていました。


川沿いの土手で見事「ハグロトンボ」を捕まえました。翅(はね)も胴体も真っ黒なのでメスのようです。(オスの胴体は金緑色) 平地や丘陵地の、水生植物の生えたゆるい流れを好み、鳥川ホタルの里ではよく見られます。

短い時間ですので、あまりたくさんは捕獲できませんでしたが、トンボは「ヤマサナエ」、「オオシオカラトンボ」、「シオカラトンボ」、「ハグロトンボ」など、チョウは「モンシロチョウ」、「キアゲハ」、シジミチョウの仲間(詳細不明)など、数種類を捕獲しました。


さぁ、いよいよチョウ・トンボの標本作りの始まりです。三浦先生のお話をよく聞いて、親子で協力して製作していきます。


展翅板(てんしばん)に昆虫を配置し、展翅テープで翅(はね)をそっと押さえ、翅を傷つけないよう形を整えて、マチ針で止めていきます。(乾燥させた際に形がきれいに整うようにするため)

想像以上に細かく、大変な作業ですが、みんな真剣です。


わからない時は、すぐに先生に質問しましょう!わからないことを、わからないままにしておかないように、「なんで?」「どうして?」など、どんどん質問して自然のことを一つずつ理解し、覚えていきたいですね。


チョウの次はトンボです。最初は恐るおそるだった手つきも、だんだんと慣れてきました。この短時間で、子供たちの意気込みが徐々に増してきたのがわかります。


ようやく展翅板にチョウ・トンボを付けることができました。あとは、乾燥剤を入れたケースに保管し、約1か月乾燥させます。最後は、ホタル学校からプレゼントする専用の標本箱にセットし、8月末に完成品をお渡しします。楽しみに待っていてくださいね。(標本にする昆虫は必要最小限とし、標本にしなかった昆虫は、観察したあとに野に戻しました。)


こうした学習を通じて、身近な生き物や自然に目を向けていただき、自然の営みを感じ取っていただければ幸いです。鳥川ホタルの里には、ホタル以外にも実にたくさんの生き物が暮らしています。まずは、私たちの足元に広がる自然を、意識しながら一つずつ見ていきましょう。そこには不思議と驚きが満ちているはずです!



撮影日  平成25年8月3日(土)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)にて
投稿者  やまのうち


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 19:38鳥川ホタルの里(ホタル学校)