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2016年06月20日

発光生物の謎に迫る!ホタル学校講演会を開催


平成28年6月11日(土)、「光る生きものはなぜ光る?」
をテーマにホタル学校で講演会を開催しました。

ホタル飛翔の最盛期とも重なって校庭は早くから満車状態です。


午後5時半、いよいよ講演会の始まりです。(定員は50名で満席)
講師は中部大学応用生物学部環境生物科学科准教授大場裕一先生です。

※大場先生のホームページはこちら
http://obayuichi.sakura.ne.jp/firefly/

※ホタル学校がオープンした24年度にも講演会を開催しました。
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e221253.html


本題に入る前に、大場先生は発光生物の研究のかたわら、ホタルが描かれている
「浮世絵」などの文化財を収集されておられ、最近購入された新作の紹介がありました。

以前(平成25年6月)、これらの貴重な文化財をお借りして、ホタル学校で
展覧会を開催させていただきました!来年度?辺り、ぜひ第2弾を開催したいと
考えています。(昔から日本人はホタルに親しむ時を楽しんでいたようです。)

※文化財展覧会の様子はこちら
http://sizentaikennomori.boo-log.com/e231541.html


ここからが本題!

つい先日(5月27日)、岩波書店から大場先生の著書「恐竜はホタルを見たか」
が発売され、恐竜時代には原始哺乳類がホタルを見ていたとのお話しがありました。



※詳しくは上記画像をクリックしてください。



有名な映画「ジュラシックパーク」でおなじみの琥珀(こはく)の中に
ホタルの化石があり、1億数千年前の白亜紀から生息していたとのこと。

知られざる恐竜時代の謎がひも解かれ、参加者の皆さんは熱心に耳を傾けておられました。


(中日新聞/平成28年5月7日掲載)

また、このほど大場先生の研究チームがホタルの発光を市販されている2つの
化学物質を水の中で混ぜ合わせて合成できる方法を発見し、大きな話題となりました。
(イギリスの科学誌電子版に掲載)

この成果についてNHKによるテレビ取材が行われ、わかりやすく紹介された
番組のDVDを放映していただきました。(次の画像はその時の番組の一場面)


現在、世界には約2,200種類のホタルがいて、成虫が光るホタルは半分ほどですが
幼虫時代は全てのホタルが光ります。

ホタルは「ルシフェリン」と「ルシフェラーゼ」の化学反応で光ります。
ホタルの成虫は求愛のために光りますが、幼虫は「食べたらマズいぞ!」
という“警告”のために光ると考えられています。

しかし、陸上よりの方がはるかに発光生物が多く、そうした光る生き物は
“求愛”のために光るのではなく、身を守るために光るそうです。


特に海の生き物では、例えば「サクラエビ」のように海中から見たときに
そのシルエットが見難くなるように光り、外敵から身を守っているそうです。

光る理由は生き物によってそれぞれなのですね。生き物は進化の過程で
永い年月をかけて環境に適応して変化しているのです。とてもたくましいと感じました!


「詳しくはこの本に全て書いてありますので
ぜひ読んでください」
と、
著書の宣伝にも余念がありません。(会場は大きな笑いに包まれました☆)


途中で休憩を挟みながら約1時間半のお話の後は質問タイムです。
会場からは専門的な質問が多数出されましたが、即座に的確な回答をされて
おみえでした。楽しく有意義な時間があっという間に過ぎ、講演は終了しました。


受付で大場先生著作の書籍を購入していただいた方のためにサイン会が開かれ、
会場でご購入いただいた著書(「恐竜はホタルを見たか」ほか)は完売となりました。

その後、最盛期を迎えたホタル観賞のお客様で鳥川ホタルの里内は人と車であふれ、
賑やかなとっかわの夜は更けてゆきました。



大変お忙しい時期にお越しいただきました大場先生、
本当にありがとうございました。また新たな発見などがありましたら
ぜひお話しいただければ幸いです。


ご参加いただきました皆様も本当にありがとうございました。
道路の混雑で帰りが大変だったかと思いますが、身近な「ホタル」という
不思議な発光生物を通して、ぜひご一緒に自然を探求していきましょう☆


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撮影日  平成28年6月11日(土)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  かみや


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html



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Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 11:23 │鳥川ホタルの里(ホタル学校)