2016年12月19日
貴重な水源林を守る「おと川リバーヘッド大作戦」を開催☆
平成28年12月10日(土)、岡崎市石原町の水源の森(宮崎財産区有林)で、今年度2回目となる間伐体験イベント「おと川リバーヘッド大作戦」を開催しました。
主催:おと川水源の森づくり実行委員会
今回も市内各地から約30名の皆さんに御参加いただきました。当日は少し風が強かったものの、さほど寒くはなく、とても良いお天気に恵まれました。今回も公用バスの発着場所として、会場にほど近い岡崎市立宮崎小学校さんに御協力をいただきました。(いつもありがとうございます!)

最初に、「おと川水源の森づくり実行委員会」の浅井会長からご挨拶と、森林についてのお話をいただきました。実行委員会を構成しているのは、森林に関する仕事のプロの団体ばかりで、今回も多くの方が講師として協力してくださいました。
木の切り方のお手本を見せていただいた後、早速グループごとに分かれて、間伐体験スタートです。高い木が生い茂った森の中は薄暗く、風で大きく揺れることもあるので、慎重に作業しなければいけません。安全のため、ヘルメットと軍手の着用は必須です。

まずは切りたい木にロープを巻くことから始めます。木にはしごをたてかけ、ある程度の高さの部分にしっかりと結んでいきます。なかなか高いところまで登るので、子どもさんにとっては結構な迫力がありそうです。

続いて、ノコギリで木を切る作業に移ります。倒したいと思う方向をしっかりと決めたら、そちらの方向に「受け口」という写真にあるような斜めの切れ込みを入れます。そして受け口の反対側には、水平方向に「追い口」と呼ばれる切れ込みを施します。事故を起こさないためにも、この2種類の切り口を作ることがとても重要になるのです。

切り口をしっかりと決めたら、遂に倒す作業に突入です。結んだロープを、力をあわせて「よいしょ!よいしょ!」の掛け声と共に引っ張ります。やがてメキメキと音を立てて、見上げるような大きな木が倒れると、拍手と歓声が上がりました。
午前中の作業では各班とも順調なペースで木を次々と倒していき、気づけばあっという間にお昼の休憩時間になってしまいました。

ランチタイムには、地元「中部猟踊会」さんから、リバーヘッド大作戦の定番メニュー「猪汁」をご提供いただきました。大きな肉と野菜がゴロゴロ入った具沢山の一品です。体力を使った後の猪汁は格別で、おかわりをされる方も多くいらっしゃいました。

更に今回はなんと「猪肉ソーセージ」も御用意いただきました。濃厚な旨味とコクが堪能できる絶品メニューで、こちらも参加者の皆さんに大好評でした。(額田でしか味わえない、唯一無二の味☆)


美味しいものを食べるとみんなとてもいい笑顔になりますね。

お昼休み終了後は、各班のペースで再び作業を行いました。午前中にかなりの量の木を倒したこともあり、午後は材の玉切り(木を運搬しやすい長さに整える作業)や輪切りなどがメインとなりました。また、林業の道具に触れるということで、専用の梯子(はしご)を使ってこんなに高いところまで登った方もいらっしゃいました。(お母さん、凄い!)

こちらのご家族は、様々な大きさに輪切りした木を見せてくれました。自分で切った木を持ち帰られる参加者の方は毎回たくさんおられ、コースターにしたり工作の材料として使ったりするケースが多いようです。

こちらでは木の皮をナイフで剥いています。水分が多い夏のようにスムーズにはいきませんが、なかなかのお手並みです。一見「危ないっ!」と思われる道具も、使い方のルールを守れば危険なことはありません。使いこなせるようになると、大きな自信につながることと思います。

間伐体験終了後の森の様子です。開始時に比べると、かなり光が差し込んできているように思います。森林を健全に保つためにも、こうして太陽の光が入るように木を間引くことはとても大切です。

イベントの締めとして、協力して手入れした森を背景に、皆で記念撮影。半日間の作業、たいへんお疲れ様でした。
今年度2回目の「おと川リバーヘッド大作戦」も、多くの皆様の御協力のおかげをもちまして、ケガ等もなく、盛況のうちに完了させることができました。本イベントは来年度も継続して行っていく予定ですので、水源林の保全に興味を持っていただいた方は、ぜひ次回(来年度)開催時に御参加いただきますよう、心よりお待ちしております。
最後になりましたが、御参加いただきました皆様、森づくり実行委員会の講師陣の皆様、宮崎小学校様、美味しい猪汁を作ってくださった中部猟踊会様。たいへんお世話になりました。誠にありがとうございました。これからも市民の皆様と共に水源林を守る活動を末永く続けていきたいと思います。
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撮影日 平成28年12月10日(土)
撮影場所 宮崎財産区有林(石原町)
投稿者 なかむら
行こう!水とみどりの森の駅! 
HP:http://www.morinoeki.jp/index.html
主催:おと川水源の森づくり実行委員会
今回も市内各地から約30名の皆さんに御参加いただきました。当日は少し風が強かったものの、さほど寒くはなく、とても良いお天気に恵まれました。今回も公用バスの発着場所として、会場にほど近い岡崎市立宮崎小学校さんに御協力をいただきました。(いつもありがとうございます!)
最初に、「おと川水源の森づくり実行委員会」の浅井会長からご挨拶と、森林についてのお話をいただきました。実行委員会を構成しているのは、森林に関する仕事のプロの団体ばかりで、今回も多くの方が講師として協力してくださいました。
木の切り方のお手本を見せていただいた後、早速グループごとに分かれて、間伐体験スタートです。高い木が生い茂った森の中は薄暗く、風で大きく揺れることもあるので、慎重に作業しなければいけません。安全のため、ヘルメットと軍手の着用は必須です。
まずは切りたい木にロープを巻くことから始めます。木にはしごをたてかけ、ある程度の高さの部分にしっかりと結んでいきます。なかなか高いところまで登るので、子どもさんにとっては結構な迫力がありそうです。
続いて、ノコギリで木を切る作業に移ります。倒したいと思う方向をしっかりと決めたら、そちらの方向に「受け口」という写真にあるような斜めの切れ込みを入れます。そして受け口の反対側には、水平方向に「追い口」と呼ばれる切れ込みを施します。事故を起こさないためにも、この2種類の切り口を作ることがとても重要になるのです。
切り口をしっかりと決めたら、遂に倒す作業に突入です。結んだロープを、力をあわせて「よいしょ!よいしょ!」の掛け声と共に引っ張ります。やがてメキメキと音を立てて、見上げるような大きな木が倒れると、拍手と歓声が上がりました。
午前中の作業では各班とも順調なペースで木を次々と倒していき、気づけばあっという間にお昼の休憩時間になってしまいました。
ランチタイムには、地元「中部猟踊会」さんから、リバーヘッド大作戦の定番メニュー「猪汁」をご提供いただきました。大きな肉と野菜がゴロゴロ入った具沢山の一品です。体力を使った後の猪汁は格別で、おかわりをされる方も多くいらっしゃいました。
更に今回はなんと「猪肉ソーセージ」も御用意いただきました。濃厚な旨味とコクが堪能できる絶品メニューで、こちらも参加者の皆さんに大好評でした。(額田でしか味わえない、唯一無二の味☆)
美味しいものを食べるとみんなとてもいい笑顔になりますね。
お昼休み終了後は、各班のペースで再び作業を行いました。午前中にかなりの量の木を倒したこともあり、午後は材の玉切り(木を運搬しやすい長さに整える作業)や輪切りなどがメインとなりました。また、林業の道具に触れるということで、専用の梯子(はしご)を使ってこんなに高いところまで登った方もいらっしゃいました。(お母さん、凄い!)
こちらのご家族は、様々な大きさに輪切りした木を見せてくれました。自分で切った木を持ち帰られる参加者の方は毎回たくさんおられ、コースターにしたり工作の材料として使ったりするケースが多いようです。
こちらでは木の皮をナイフで剥いています。水分が多い夏のようにスムーズにはいきませんが、なかなかのお手並みです。一見「危ないっ!」と思われる道具も、使い方のルールを守れば危険なことはありません。使いこなせるようになると、大きな自信につながることと思います。
間伐体験終了後の森の様子です。開始時に比べると、かなり光が差し込んできているように思います。森林を健全に保つためにも、こうして太陽の光が入るように木を間引くことはとても大切です。
イベントの締めとして、協力して手入れした森を背景に、皆で記念撮影。半日間の作業、たいへんお疲れ様でした。
今年度2回目の「おと川リバーヘッド大作戦」も、多くの皆様の御協力のおかげをもちまして、ケガ等もなく、盛況のうちに完了させることができました。本イベントは来年度も継続して行っていく予定ですので、水源林の保全に興味を持っていただいた方は、ぜひ次回(来年度)開催時に御参加いただきますよう、心よりお待ちしております。
最後になりましたが、御参加いただきました皆様、森づくり実行委員会の講師陣の皆様、宮崎小学校様、美味しい猪汁を作ってくださった中部猟踊会様。たいへんお世話になりました。誠にありがとうございました。これからも市民の皆様と共に水源林を守る活動を末永く続けていきたいと思います。
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撮影日 平成28年12月10日(土)
撮影場所 宮崎財産区有林(石原町)
投稿者 なかむら


HP:http://www.morinoeki.jp/index.html
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 20:53
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