
2016年01月29日
これからの生物保護を考える「河合ホタルサミット」開催
昨年8月の生徒市議会で河合中学校が提案した事業が実現に至り、
平成28年1月25日(月)に「河合ホタルサミット」が開催されました。
※会場は河合中学校の体育館
(進行役の河合中学校生徒会役員)
河合学区でホタル保護育成活動が始まって来年度で50周年を迎えるにあたり、
市内でホタル保護活動や里山保全、愛鳥活動を行う小学校や各ホタル保存会、
行政関係者が一堂に会し、これまでの取り組みを発表し合い、これからの河川環境や
生物の保全方法について熱い議論が交わされました。
☆参加校は河合中学校、生平小学校、秦梨小学校、美合小学校の4校
(ホタルサミットの会場の様子)
※ホタルの保護活動に励む美合(みあい)小学校
学校HP:http://www.oklab.ed.jp/weblog/miai/
各校ともに特色のある活動として雑木林の整備や野鳥のすめる森づくり、
ホタルの幼虫のエサとなるカワニナを増やしたり、川の清掃、啓発看板の設置、
ホタルの幼虫の放流など様々な活動が展開され、子どもたちが試行錯誤しながら
奮闘している様子が紹介されました。
※里山再生活動に励む秦梨(はだなし)小学校
学校HP:http://www.oklab.ed.jp/weblog/hatanasi/
※愛鳥活動や里山学習に励む生平(おいだいら)小学校
学校HP:http://www.oklab.ed.jp/weblog/oidaira/
※ホタルの保護活動や幼虫の人工飼育に励む河合中学校
学校HP:http://www.oklab.ed.jp/weblog/kawai/
後半は生徒・児童同士が「一番目標にしていることは?」、「どうやって情報発信を
している?」、「活動の成果として生き物に変化はあったか?」など、学年・学校の垣根を
超えて活発な意見交換が交わされ、子どもたちの環境に対する意識の高さを知りました。
(出された意見がまとめられていく/ホタルだけでなく自然のバランスが大切!)
意見交換会の後には「身近な自然環境についてもっと知る」、「ネットワークを
広げること」、「自ら行動すること」の3つの提言が発表され、会場には大きな
拍手が鳴り響きました。
最後にホタル学校名誉校長であり生田(しょうだ)蛍保存会会長の古田忠久氏が
「このホタルサミットをこれからもぜひ続けてもらいたい。若い人が活動して人に伝えて
いくことが大切です。生き物に対する人の思い上がりを反省し、できるだけ昔の自然環境
に戻して子どもたちに引き継ぎたい。いつか人工飼育をやめてホタルが自然に増えて
生きられる環境をみんなでつくりましょう。」と話されました。
このサミットで紹介された活動はどれも大切なものであり、古田氏が語られた言葉や
3つの提言を活動の礎とし、これからもお互いに連携しながらホタルをはじめとする
身近な自然環境を守っていきたいと願うばかりです。
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撮影日 平成28年1月25日(月)
撮影場所 岡崎市立河合中学校(茅原沢町)
投稿者 やまのうち


HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
10:15
│鳥川ホタルの里(ホタル学校)