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2016年01月31日

ホタル再生の鍵は生ごみ!? ホタルサポーター活動を実施


平成28年1月24日(日)に岡崎市ホタル学校で
ホタルサポーター活動を実施しました。
今回のテーマは「カワニナの飼料作り」です。


講師はホタル学校名誉校長・全国ホタル研究会顧問の古田忠久先生です。
今回も貴重な研究資料をご準備くださいました。


ゲンジボタルを増やしていくためには、ホタルの幼虫の餌となるカワニナ
十分いることが重要です。昔は野菜を川で洗うことが多く、家庭から流れ出る
食べ残しもカワニナのエサになっていました。

その後下水道や浄化槽が普及したことで川への生活排水の影響は減りましたが、
一方では逆にカワニナにとって栄養不足の状態になってしまいました。


左:かつお節の生ごみ 右:EMぼかし

古田先生は長年どういったエサを与えれば安価に効率よくカワニナを増やすことが
できるか研究し、家庭や飲食店から出る生ごみをEM菌で発酵させて与える
手法を考案しました。納豆やヨーグルトのように、発酵させることで
栄養を吸収しやすくするということです。


他にもクズの葉やメロンの皮なども好んで食べます。普通なら捨ててしまう
ゴミがホタル再生に役立つというのは目からウロコです!


この日は樫山町で新たにホタル再生に取り組もうというグループの方も見えていて、
盛んな意見交換が行われました。間もなく新東名の岡崎東インターが開通します。
この地域一帯がホタルの舞う自然豊かな名所として多くの方が訪れる場所に
なっていくことを期待します!


(ゲンジボタル保護活動80年の番組鑑賞/刈谷市のケーブルテレビ「キャッチ」制作)


古田先生、ご参加くださった皆様、ありがとうございました。

次回のホタルサポーター活動は「2月28日(日)」
テーマは「ゲンジボタルの幼虫の人工飼育 の方法と飼育容器の改良につい て考える」です。

ホタルに興味のある方、身近な地域でホタルを増やしたいという方など
どんなでもご参加いただけます。皆様のお越しをお待ちしております。


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撮影日  平成28年1月24日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者  からさわ


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 06:40鳥川ホタルの里(ホタル学校)