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2016年07月02日

ホタルの里の自然に学ぼう!常磐小学校4年生が環境教室に参加


平成28年6月24日(金)、岡崎市立常磐(ときわ)小学校の4年生
岡崎市ホタル学校の環境教室に参加しました。
2クラスで60名を超える大勢での参加です!

一日かけてホタルの生きる里山の自然について学びます。


まずはホタルクイズで腕試しをします。ホタルやホタルの周囲の環境に
関するクイズに自分の予想を書き込んでいきます。予想が書けたら、
答え合わせをしながら解説を行いました。

何人かは全問正解でした!大人だってほどんと答えられない問題ばかりなので、
間違えた子も別に恥ずかしいことではありません。これを機に覚えていってくださいね。


続いてはワークシートを使ってホタル学校の展示物を調べていきます。
成虫はなじみがありますが、卵を産む場所や幼虫の生活などはあまり知りませんね。


(展示のクイズにもチャレンジ)

ホタルの一生が理解できると
ホタルが生きるために必要な環境も見えてきます。


さて、午後に雨が降りそうなので、本当は昼食後に予定をしていた
川の生き物探しを先に行うことにしました。
せっかくこれだけ川のきれいな所に来たのだから、やっぱり川に入りたいですよね。
網やアクアスコープを配って川に向かいます!


「あっカニがいた!」
「魚を捕まえたよ!」
「なんか変な虫がいる!」



いつもは静かな鳥川に元気な子どもたちの声が響きました。
どんな子もすぐ夢中になってしまうのが川の不思議な力ですね。

中には泳ぎだす子もいたりして・・・凄い!


川から戻ったら着替えて昼食タイムです。普段と違う場所で食べるお弁当は
美味しさも格別です。ちなみに写真の部屋は元「校長室」
ちょっと偉くなった気分!?


続いては午後のプログラムです。

まずは鳥川にどんな生き物がいたのかをふり返りました。たくさん捕まえられたのは
サワガニやカワムツ。いずれも水のきれいな上流部に棲む生き物です。

常磐小学校の近くではあまりサワガニはいないそうですが、なぜでしょうか?
ぜひ研究してみてください。


サワガニように川の水質の参考となる生き物を「指標生物」といいますが、化学的な
側面からも水質を調べてみましょう。学校の近くを流れる青木川(中流部と下流部)と
鳥川の水についてパックテストを使って水質の比較をしてみました。


結果は、COD(有機物)は鳥川<青木川下流<青木川中流の順で多くなりました。
下流より中流の方が多いのが意外です。

phは鳥川がややアルカリ性、青木川は中性からやや酸性に傾いていることが分かりました。
もっといろいろな水で試してみると面白いですよ。


さて、天気が何とか持ってくれたので、外に出てフィールドビンゴをしました。
鳥川の自然を散策しながら、ビンゴカードにかかれたアイテム
(Yの形のもの、つるつるしたもの等)を探していくアクティビティです。


ただ歩くだけだと見落としてしまいますが、意識してみると鳥、小さい虫、
色とりどりの花など、色いろなものに気づきます。


おっと、こちらは珍客!畑でニホンザルが麦の落ち穂をつまんでいました。
野生のサルが当たり前のようにいることにみんなビックリ!

鳥川の農家さんは野菜を取られることもあるので困っていますが・・・。
自然との共生はなかなか難しいですね。


ホタルの生態から川の環境、里山の自然まで内容盛りだくさんな一日でした。
今日学んだことを踏まえていつも目にする自然を見直してみると、様々な疑問が
湧いてくるのではないかと思います。

「何でだろう?」
と思ったことが次の学びへの入り口です。


どんどん自然に親しみ、たくさんのことを学び取っていってくださいね!


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撮影日  平成28年6月24日(金)
撮影場所 ホタル学校、鳥川ホタルの里(鳥川町)
投稿者  かみや


ふたば 自然との共生を「ホタル」を通して考えましょう! ふたば
HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html  


Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at 21:52鳥川ホタルの里(ホタル学校)