
2016年08月30日
幻の「むらさき麦」で蛍籠(ほたるかご)作り☆
平成28年8月28日(日)、岡崎市ホタル学校で
「むらさき麦で蛍籠を作ろう」というイベントを開催しました。
昭和初期、岡崎の夏の風物詩として人気があった「蛍狩り」。
古い資料によると名鉄藤川駅まで蛍列車が運行され、子どもたちには
お土産にホタルがいっぱい入った蛍籠がプレゼントされたとあります。
ホタル学校としては、蛍籠作りも皆様に覚えていただき、伝統の技を
継承していきたいと考え、このイベントを開催しました。

(むらさき麦/岡崎観光サイトフォトギャラリーより)
http://okazaki-kanko.jp/(岡崎市観光協会)
講師は、にわか仕立てのなんちゃって講師ノリレオ(ホタル学校職員の神谷)です。
あまりに心もとないため、ベテランのはっぱ先生(岡崎市動植物調査会の河江氏)に
サポートして頂きました。
材料の『むらさき麦』の麦わらは、藤川まちづくり協議会様の
ご好意によりご提供頂きました。誠にありがとうございます。
河江先生に手ほどきを受け、一生懸命作ります。
でも、なかなかうまくいきません。
一通り編み方がわかったら、あとは集中力と忍耐です。
だんだん形が出来てきました。
でもまだ道半ば。まるで、徳川家康のように、ひたすら忍耐で作業を続けます。
伝統の技を身に着けるのは簡単ではありませんね。
とにかく忍耐の3時間が過ぎ、なんとか完成した蛍籠を持って
記念写真「はい!チーズ」。
あとは各自、自主トレーニングを積んでください。
反復練習のみが技習得の道です。
参加された皆様、たいへんお疲れ様でした。
河江先生、ご指導をいただき誠にありがとうございました。

松尾芭蕉の句
「ここも三河 むらさき麦の かきつばた」
藤川宿内に芭蕉の句碑が建っています。その句に「むらさき麦」が読み込まれており、
この句にちなんで、地元の人たちがむらさき麦を栽培しています。
毎年5月中旬から下旬にかけて茎や葉、穂がほのかな紫色にそまるところから
「むらさき麦」と呼ばれており、江戸時代は藤川町一帯で栽培されていました。
※「むらさき麦」を使った料理やお土産は『道の駅藤川宿』でぜひどうぞ☆
http://fujikawa37.com/
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撮影日 平成28年8月28日(日)
撮影場所 ホタル学校(鳥川町)
投稿者 かみや


HP:http://www.morinoeki.jp/hotaru_gakkou/index.html
Posted by 岡崎市環境部環境政策課 at
13:30
│鳥川ホタルの里(ホタル学校)